第2話2160年
くっ苦しい、何かが私の口の中に...。
体が動かない、必死にもがくけれど何かが体に巻き付いて身動きが取れない。
はッこれは、一匹の大蛇がこちらを見ている、舌をちろちろ出して私を見つめている。
「ふゆ~・・・・ふ・・・ゆ・・。」
「もごもご。」
大蛇がしゃべってる、必死に声を出そうとするけど尻尾を口に入れられて声が出ない息が・・・・。
「冬…ちゃ・・・冬ちゃん。」
「ゴッホゴッホ・・・はぁ‥はぁ・・・。くう?」
目を覚ますとそこには幼馴染がいた、一息つくとだんだん回りが目に入ってくるようになった、そこは、あたり一面の緑のつた、空と金髪の少女がいた、
「な~にぼさっとしとんや、ハイ立ち退きや立ち退き。」
やけにうざったい関西弁を使う少女はそういうと、心配そうにこちらを覗いている
「あんさん大丈夫か?ほらここらでもダンジョンの出現がったんや、そこにおる子だけ連れて帰ろう思っといたら、友達がおるいいいよるけん、わざわざここきたねん。」
西暦2030年1月1日アンコールワットに最初のダンジョンが出現、ダンジョンの出現は周りの地形の変格と恩恵と一緒に突如として現れた、あれから、130年もたつというのにまだ何もわかっていない。
「ありがとうございます、それよりあなたは・・・。」
そう尋ねてみると少女は私のベットの上に乗り
「ダンジョン攻略ギルドナンバー17、0,000000000000000017(セブンティーンセブンティーン)切り込み隊長兼炎の皇女リーゼット・シャンシャットや、以後お見知りおきを、よろしゅうな。」
「こんなちっちゃな子が・・・・すごい。」
空は口をぽかんとしたまま立ち尽くしている。
「な~にお、ほうけとんや早よいくで。」
そういうと、私と空の手を取って、天井を突き抜けるほどの飛翔をした。
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