第5話 呪文の中の・・古代の魔法の王様達

「ねえ・・ところで リア」


「何?」


「魔法の呪文で時々出てくる 人の名前・・というか 

大昔の勇者や伝説の人達・・」


「名前なしの普通の魔法も多いけど よく使われるよね」ナジュナジュ


「ああ、たいてい威力が増すから

古代の種族で大昔の伝説の王とか


大きな火の魔法を使うなら

不思議な焔色の瞳を持つ 最後の黒の王であり

火竜王(サラマンデイア)のアーシュランとか 


そのアーシュランの妹で 同じく焔の瞳を持ち 

哀れなる闇に落ちた火竜王テインタルとか・・だよな」


「水の大魔法なら やっぱり水竜の女王アルテイシアかな」


「・・実は アーシュランよりテインタルの方が 

実は 火の魔法の威力は強いけど

強すぎるから


一大事の時しか あまり使われないな

魔法学校では一応 禁じ手

皆 守らないし 先生も黙認してるけど」


「テインタル王女は 火竜王(サラマンデイア)アーシュランの異父兄妹で妹

・・白ユリに例えられる すごい美人だったらしい」


「それから 必ず彼女の名の呪文を唱える時には

美貌の哀れなる火竜王(サラマンデイア)とか 麗しきとか 美貌の・・とか


つけないと・・魔法が暴走したり 不発だったり・・とか」リア


「そこは さすがに女の人だよね」ナジュナジュ


「後、同情の言葉も・・

王と正妃との間の王女だったのに 薄幸の人だから」


「本の伝承によると 敵に捕らわれて 呪いの入れ墨されたらしい


後、その時代 古(いにしえ)の黒の国では

兄妹婚が可能で 側室の子だった異父兄妹・・

兄のアーシュが好きだったとの事


まあ 呪いの入れ墨のせいで 可哀そうに敵同士だったけど」リア


「面白い伝承は沢山あるよナジュナジュ アシャシャ

めったに使われないけど 

召喚魔法に使われる 犬の姿の魔法使い『わん子』とか


癒しの魔法に 

たまに黒の国の王のアーシュランの薬師だったとされる

魔法使いのジェンとか


一説では さっきの水の女王アルテイシアは

炎の魔法の火竜王(サラマンデイア)アーシュランの所に押しかけて

無理やり 『第二王妃』の称号だけはゲットしたらしい

まあ、不確かすぎる話だけど・・」笑うリア


「押しかけ女房・・」リア


「もてもてじゃない! 黒の王 火竜王(サラマンデイア)のアーシュラン?」

ナジュナジュ


「そうだね・・」ちょっとうらやましそうなリア


「彼が好きだったのは 敵国の白の王女である『エルトニア姫』

オッドアイ (色違いの瞳)の愛らしい美人」


アシャアシャは大きなキャンデイの棒を手にして 

舐め舐めしながら 聞いている


そして・・まだこの時点では 

会話の中の

伝説の『白のエルトニア姫』が出現して 

街中が大騒ぎになってる事などと知らない


リアとナジュナジュ達


「・・今でも 黒と白の国があったとされる地では

時々 白や黒の翼やら 長い耳や変わった形の耳の子とか両生体が産まれるけど

その姿を一部でも受け継いだ者は 長生きで 綺麗で ほぼ魔法が使えるよ」


と 長々と・・リア


「ふう~ん」ナジュナジュ


「古(いにしえ)のいなくなった人々 長寿で見目美しく

もの凄い魔法使いだった人達


白の国の方は 幻獣を従える 不思議な呪術の歌とかあったらしいね」


「僕らの種族 僕やアシャみたいに

数人に一人が魔法が使えるのは ご先祖の『にやんこ族』が

古代の黒の民と交わったせいだけど・・」

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