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(3)無限は連続しない
「無限の場は絶対場と等価ですから 無限は相対関係をもつことはできないのです すなわち無限としてただひとつでなければなりません したがって複数の無限のようなことはなりたないのです ただひとつ絶対のものは連続することはできないとゆうことです 反対に連続とは自身とそうでないものが区別される状態でならんでいなければできないです 相対関係がなければできないといいかえることができるでしょう 果てのない無限の状態はただひとつ絶対の状態で 並んで連続している状態とはまったく違うものです」
彼は無限はどこをとっても完全同一無二なのでなんの区別もできない絶対状態であるとゆうところまでたどりついた.
絶対場と無限場は等価なのだから絶対場は果てのない絶対状態といえる.
彼はこの絶対状態の場の性質にさらなる考察をこころみた.
「いまこの絶対場に潜在する性質を考察するために絶対場に便宜的に点をおきます この点を中心に放射対称すなわち球をおもい浮かべ球の中心から球面に向かってすべての方向の対称とゆうことですが この球面をとりのぞいてしまいます 中心の点からすべての方向に無限とゆうことで対称である性質にかわりはないでしょう さらにこの点を消してしまえばこの場は完全同一無二ですからこの場のどこであっても同じ性質をもつ同じ性質であると言えるでしょう」
彼は絶対場に潜在する絶対的な対称性は絶対的な平衡性と等価であると仮定した.
絶対場の絶対状態には極めてたかい平衡性が潜在しているとゆう結論にいたる.
おそらく宇宙はこの平衡がなんらかによって破れたためにあらわれたエネルギーで それがビッグバンと呼んでいる現象なのだろうと彼はおもったが そこで思考が不透明な感じがして考察を中断した.
直前に浮かんだのは絶対場に宇宙は2度開かないとゆうことだった.
ヨシタカは宇宙の内に絶対であるものはみいだせず絶対場の存在を予測して真実として絶対であるのは絶対場の絶対しかありえないとゆう結論にたどりついた.
相対は宇宙の内にあり宇宙の内にあるものは対をなしている.
対であることは相対であることと等価で絶対場の絶対状態では対極に分かれたものは同一でなければならないのなら絶対場の性質の中に両義性が潜んでいるはずだと彼は予測した.
そこで無限の同一性と無限大と無限小に注目して絶対場の絶対状態はすべての向きに果てをもたない状態でなければならないから無限として無限大と無限小は同一で区別できない とゆうことにいたり絶対場に潜む両義性こそ宇宙の対極 相対の淵源であると洞察した.
さらにこの両義性は平衡性のやぶれと宇宙の誕生に関係しているだろうと彼はおもった.
そこで彼は電子 陽子 中性子の粒子の平衡に注目した.
電子と陽子は宇宙にまったく同数存在していて中性子がある数存在している.
この場合中性子を含めて粒子全体のバランスはとられている.
これは粒子の階層で電子と陽子だけでは平衡しきれないあまりがあるとゆうことをいみして その余りを意味する粒子が中性子であるとゆうこであるとヨシタカは考えた.
もし絶対場の性質を宇宙が映しているとしたら絶対場は極めてたかい平衡性をもちながらもわずかに平衡しきれない余りのようなもの成分がありそれが宇宙が現れる蓋然性として潜んでいたのだろうと思った.
彼の探究はつづく
「宇宙が絶対場の平衡性のやぶれとして現れたのなら宇宙の現象がどんなに複雑にみえてもその絶対的な姿は たたかれたあるいは外乱をうけたバランスドールがゆれながらもとにかえる姿たとおなじことと言えるでしょう」
彼は宇宙が絶対的に見ればバランスをとってもとえ帰ろうとしているのが実体であることの証明をこころみようとした.
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