第9話 具

 

 話をすると、桜小梅と言う子は私と同い年らしいと分かった。今日は私に必要な道具を一式作る為に彼女も学校を休んだそうだ。申し訳なさは抱くが、道具が早く揃えば私も早くアテナへ行けるようになる。それは早く流海にメディシンを提供でき始めることに繋がる為、有難い気持ちの方が強かった。


 流海の昏睡状態は続いている。目覚めるまではメディシンが投与され続けるが、目覚めたら一日後に投与が止められる話になっている。


 パナケイアはそうだ。必要最低限の提供しかしてこない。ヘルスの為に平等に研究を進める場所だ。


 ヤマイの命をヘルスと同じ重さにしていない。


 考えたら苛立ってきた。やめよう。今苛立ったってどうしようもない。


 私は全身を桜に採寸されながら、ペストマスクが並ぶ壁を凝視した。


 実働部隊ワイルドハントに所属しているのは十代から二十代が主であり、比較的年齢が近い者が一緒に行動することが多いのだとか。


「朝凪も同学年なんですか?」


「はい! 聖パルテノス高等学校に通われている二年生ですわ!」


「あぁ、あの女子高……桜はどちらの学校へ?」


「私はトクソーテス学園に通っておりますの!」


 聖パルテノスは全国でも有名な女子高だったと思う。礼拝堂があるとかミサがあるとか噂を耳にしたことがあるが、自分とは別世界すぎて想像もできないな。私が朝凪に持ったイメージ的には合う学校なのかもしれないが。勝手にだけどな。


 対するトクソーテス学園は幼稚園から大学までエスカレーター式の富裕層学園だった気がする。政治家とか医者とか研究者が多く卒業してるとかニュースを時折見るが、本当に通ってる奴に会う日が来るとはな。良い子に出会えて良かったもんだ。


 私は少しだけ桜を見下ろす。


 彼女の顔には白いペストマスクが付けられており、声は弾んだように陽気だった。


 採寸中にも二度ほど私はヤマイを発症させた。一度は換気扇の蓋が外れて脳天を直撃し、一度は布が足に絡まって締め上げられた。その度に桜の絶叫と柊の嘆息が聞こえたが気にしてない。


 しかしそれでは流石に採寸も話も進まない為、桜がペストマスクを被ってくれたのだ。


 私と流海のヤマイに対して最も有効的な手段。それは相手が顔を隠すことだ。


 私達は笑顔を向けられている、笑顔以外を向けられていると分かればヤマイを発症する。裏を返せば、相手の表情が元から判断できなければヤマイは起こらない。声が笑っているように聞こえても顔は笑っていないかもしれないのだから。


 単純に言えば、私と流海が表情を認知する材料が少なすぎてバグが起きるのである。


 それに関しては以前から気づいてはいたが、会う奴全員が仮面などで顔を隠してくれる訳もない。


 だが、こうしてほぼ一対一の場面で桜がマスクを付けてくれたのは確かにありがたかった。


 桜色の髪を揺らしながら採寸を終え、型紙や布を準備し始めた桜。私は再度椅子に座らされ、そこでやっと柊が近づいて来た。


 手にペストマスクと帽子をいくつか抱えた彼は、桜が作業をする机とは別の机にそれらを並べていく。


「アテナに行く為に必要な装備は概ね七つだ。一つは今お嬢が作り始めている上着。首から下、足首まで隠してくれる物になっている。それを着ていればアテナの空気に肌が侵されることはまずない」


「アテネの空気は肌からも浸透するんですね」


「あぁ。だから肌を出すことは基本的にご法度だ。その関係で二つ目に必要なのは頭の天辺から鎖骨辺りまでを覆うアルアミラ、三つめは手袋。どちらもパナケイアが研究した素材で出来ているからな、通気性と掴みやすさは折り紙付きだ。手入れは自分でしろよ」


「もしくは私に言ってくだされば、喜んでお手入れ致しますわ!」


「お嬢、手元を見ていないと怪我をされますよ」


 元気よく手を挙げた桜に対して柊は眉を下げる。この男の心配そうな顔や物腰丁寧な喋り方を見たことが無かったので腕に鳥肌が立った。なんだコイツ。


 机に並べられた白い頭巾のような布と真っ白な手袋を見る。つけてみるとどちらも自分の為に作られたのではないかと思うほど嵌るので目を見張った。桜が頭や掌のサイズまで測って柊に指示していたが、まさかピッタリの物が出てくると思わないだろ。


 アルアミラと呼ばれた被り物は鎖骨から上、顔以外を完全に覆い、手袋は手首のスナップで留めるタイプだった。落ち着かないのでどちらも直ぐに外したが。


「四つ目に必要なのは帽子だな。アテナの奴らに頭を狙われることは多い。防御兼アルアミラが破れた時を考慮して被っておけ。頭皮が空気に触れたら毛根が死ぬぞ」


「ツラいですね。気を付けます」


「絶対つば広帽子が似合うと思いますの!」


「お嬢、口より手を動かしてください」


 棚に置かれていた白い帽子を渡される。適当なつば広帽子を被れば「それにしとけ」と柊に決められた。私もこだわりがあるわけではないので首を縦に振っておく。意外と固いなこの帽子。


「五つ目はペストマスクだ。これを付けていればアテナでも呼吸が出来る。くちばしの部分に毒素をろ過してくれる「ライオス」と言う薬品付の布を入れるからな。これを忘れたら呼吸が出来ない」


「へぇ」


 ペストマスクを投げ渡され、鼻の部分に入っている青い脱脂綿のような物を確認する。


 これさえあれば、流海はアテナに連れて行かれても今の状態にはなっていなかったのだろう。


 いや、あの鳥頭に連れて行かれなければ。面倒くさがらずに救急車を呼んでいれば。元々アイツに手なんて貸さなければ、流海は――


 考えだしても変わらないことに目を細めて、マスクを顔に当てる。


 マスクのベルトを後頭部のスナップで留めれば視界は狭くなった。死角が増えるな。早く慣れるよう努めよう。


「聞こえますか? マイクのテストです!」


 前触れなく耳元に届いた桜の声。肩を跳ねさせながら左を向けば、ペストマスクを被っている彼女を確認した。


「マスクには全てマイクとイヤホンが内蔵されていますの! これで他のメンバーの方との意思疎通が可能なんですのよ! 最初は声だけで判断するのは難しいかもしれませんが、それも慣れですわ! あ、喋られる時は右側頭部のベルト部分を少し押さえてくださいませ!」


「かしこまりました」


 右のベルトを押さえて返事をすると「聞こえましたわ!」と桜が明るい声で答えてくれる。便利なこった。会話可能な範囲は決まっているので、離れすぎていると不鮮明になるらしい。理解。


「六つ目は砂時計だ」


 マスクを外したところで柊が机に置く物を見る。


 それは全体が黒く、銀色の砂が入っている砂時計だった。


 脳裏をよぎった鳥頭の砂時計と正反対の色合い。目を凝らして見れば土台の部分にはそれぞれ〈アレス〉〈アテナ〉の文字が刻まれていた。今は〈アレス〉側に全ての砂が入っている。


 思い出したのはせていた鳥頭だから、私は唇を結んでしまう。


「これはアテナへの鍵だと思えばいい。持ち主の動きにしか砂は反応しない。逆さにすればアテナへの道が開かれるようになっている。砂はきっかり一時間分だ」


「……砂が落ち切ったらどうなるんですか」


「服の毒素耐性やライオスの効果が切れて死ぬ」


 柊の青い瞳と視線を合わせる。


 眼鏡のブリッジを上げた男は目を細めており、言い聞かせるように説明をしてきた。


「いいか、空穂。俺達がアテナへ滞在できる時間は一時間だと決まっている。しかも一時間は最大ラインで、五十分もいれば戻って来ることが推奨される」


「服やライオスの効果がその辺りから切れ始めるってことですか」


「そうだ。砂時計を逆さにして、砂が流れ落ちきる前にもう一度逆さにしろ。そうすればアレスに戻って来られる。もしも砂が落ち切れば一分も呼吸は出来なくなるだろう。そうすれば……お前の弟と同じ状態になる」


 浮かんだのはベッドに繋がれている流海の姿。


 私はペストマスクを握り締めて、黒い装飾の砂時計に視線を向けた。


 耳の奥で聞こえたのは鳥頭が酸欠のような症状を出していた姿。


 あれはアイツにとってのリミットだったってことか。


 ならばアテナの実働部隊にとっては、アレスの空気が毒と言うことになる。そうだ、アテナの空気が私達にとって劇薬ならば、その逆も然りと言う事か。


 どうして毒の世界にやって来る。どうして毒に浸かってまでヤマイを狙う。そもそもどうして、アテナとアレスは行き来が出来る。


 ……いや、私が考えても不毛か。


 必要ないことにまで考えを裂く時間が惜しい。


 私が動くのは流海の為だ。


 全ての行動は流海の為に。


 だから時間の無駄遣いは、最低なんだ。


 私は視線を上げて柊の瞳を凝視した。


「アテナに一時間いて、アレスに戻る。そこでアレス側へ砂が落ち切れば再度アテナへ行けるんですか」


「いや、アテナに行けるのは一日に一時間だけだ。装備の点検も必要になってくるし、ライオスも量産ができるわけではないからな」


 柊の答えに微かに苛立ち、歯痒くなる。


 一時間と言う決められた時間で、どれだけ私がメディシンの材料を集められるか。それで流海の容態が決まってくる。


 どの程度で向こうに慣れる。どのくらいで私は動けるようになる。材料の場所や量だってまだ説明を受けていないのに。


 流海を少しでも生かす為に多くの材料がいる。


 妥協なんて許さない。


「空穂」


 柊に呼ばれる。意識を自分の世界から元に戻すが、私の目は変わらず彼を凝視していたようだ。


実働部隊ワイルドハントは集団ではあるが、それぞれの目標は違う。メディシンを目的にしている者、研究の役に立ちたいと思っている者、アテナのペストマスクを殲滅したいと思う者……メンバーではあるが、仲間だと思う奴は選べよ」


「……へぇ」


 ペストマスクを指で叩く。私は、無言で布の裁断を行う桜を一瞥してから柊を確認した。


「柊、桜、貴方達は何故ここに?」


「……俺は不純な理由だよ」


「あらあらまぁまぁ、なぜでしょう~」


 柊と桜はそれぞれに理由を濁す。それだけでメディシンが目的と言える可能性は低いと見積もった私は「その答えで十分です」とだけ返しておいた。


 メンバーではあるが、仲間だと思う奴は選ばなくてはいけない。


 なんとも不明瞭な集団だこと。


「最後の七つ目はなんですか?」


 質問を変えて柊を見る。彼は頷くと道具室の奥にあった扉を開き、私は言葉を考えた。


 そこに並んでいるのは武器、武器、武器、武器――武器。


 刀から始まり、斧に槍に薙刀、拳銃もライフルも爆弾も弓矢もボウガンも盾も装着系も。ここが街の中にある研究施設で、その研究施設の一室であることを忘れてしまうほどの武器がそこに並べられている。


 私は黙って机に頬杖をつき、柊は腕を組んで壁にもたれかかった。


「武器を選べ、空穂」


「……へぇ」


実働部隊ワイルドハントは汚れ仕事だと言っただろ。自分達を殺そうとしている奴らの元に行くのだから、自衛と言う生温い覚悟だと直ぐに殺される。殺される前に殺すつもりで武器を取れ」


 柊を見て、桜を見て、私は再び武器達に視線を向ける。


 武器を選べ。


 武器を取れ。


 取らなければいけない場所へお前は行くのだと突き付けられる。


 心臓は無駄に早く血液を体内へ送り出し、私の指先は冷えていた。


 目を一度伏せる。


 そこに浮かべたのはやはり――流海の姿だから。


 私は直ぐに瞼を上げて立ち上がった。


「私にはどれが合うと思いますか」


「身長も高くて手足も長いからな。どれでも合いそうだが」


「ボウガンや弓は少し練習時間が必要になる恐れがありますわ。薙刀などの長物がよろしいかもしれません。と言う一意見でございます!」


「どうも」


 柊の意見はほぼ当てになることはなく、桜の意見に従って薙刀や長めの刀を取ってみる。それを適当に振ってみるが、それが自分に合っているかどうかなど今の状況では判断できなかった。


 それからも色々な物を持って振り回す。柊と桜から距離を取って。


 目の前には鳥頭を想定して。


 あの黒くてムカつくペストマスク野郎。


 流海をアテナに連れ込んだ屑野郎。


 流海を傷つけた元凶。


 流海が苦しむ大元の存在。


 流海の命を削る諸悪の根源。


 あの仮面を叩き割りたい。


 アイツの頭を潰したい。


 あの化けの皮を剥いでアレスに引きずり込んで、流海が苦しんだのと同じように苦しんで殺したい。


 砂時計を求めて、酸欠のような呼吸をしたアイツ。


 握った武器を振り下ろす。


 目の前にいたペストマスクの頭を叩き割って、仮面を砕いて、アレスに引きずり込んで、放置して。


 そうすれば流海が受けた苦しみをアイツに与えらえる。


 顔も名前も知らない敵に。声しか知らない異世界の男に。


 絶対殺す。


 苦しめて殺す。


 無様に殺す。


 流海が苦しんだ分だけ苦しめて殺す。


 そして私は流海を救う。


 そうだ、それがいい。


 目標がある方が道は強固になるからね。


 流海、流海、流海。


 あの子を救う為に毒へ飛び込み、薬の材料を集めよう。回復薬を柘榴先生達がより研究できるように、多くの材料を集めてこよう。


 あのペストマスクを探し出して殺そう。流海が受けたように余命を待つなんてやり方はさせない。確実に苦しめて殺す。絶対殺す。絶対痛めつける。


 そうだ――この武器にしよう。


 一番掌に合ってる気がする。


 一番上手くペストマスクを砕ける気がする。


 一番綺麗にアテナの奴の皮を剥がせそうな気がする。


「これにします」


 私は自分の身長より少し長い武器を見る。


 それは簡単に言えば「ハンマー」だ。


 金属製の持ち手の先についた横向きの頭部分。片側は平らで片側は鋭利な斧状にした感じの武器。殴打するであろう面は小さめで一点に力は集中するのかなって予想する。


 平らな面で殴ればペストマスクが砕けそうだし。


 斧みたいに鋭利な反対側で殴れば刺さりそうだし。


 私は武器を両手を回して、再度目の前に浮かべたペストマスクを砕き壊した。


「空穂、確認なんだが……お前、今なにを殴ってる?」


「アテナのペストマスクです」


 答えて武器の石突部分を床につける。久しぶりに確認した柊は引いたような顔をしており、私はそれを無視しておいた。


「この武器の名前は何ですか?」


「それはウォー・ハンマーだ。切りつけたりするよりは殴りつける方が得意な戦槌せんついの一種だな」


「そうですか。これがいいですね、とてもしっくりきます」


「意外だな。お前は長刀系でも選ぶかと思ったが」


「多分、私って殴るのが得意なんだと思います。頭に血が上ると、蹴るよりもそこにある物で殴りつけるように体が動くので。点滴スタンドも武器ですね」


「点滴スタンドは医療器具だ……たしか、お前は皇さんにも殴りかかったんだったか」


「あの金髪、とてもムカついたので」


 私の中で「皇」は大変苛立つ奴リストに入っている。相手も私のことは毛嫌いしているようなのでお互い様だが。次に会ったらこのハンマーで殴っても良いのかな。


「武器の決定おめでとうございますですわ! あ、もしもアテナに行って使いづらさなどがございましたら変更や改良をご相談くださいませ! 誠心誠意ご対応致しますわ!」


「ありがとうございます。持てる武器は一つなんですか?」


「いいえ、一つに決めるも自由、複数持つのも自由ですわよ!」


 喜々とした雰囲気の桜を見ないようにして、私は頭に浮かべた武器を思う。


「柊、桜、私の家から回収された武器がなかったかどうか知りませんか」


「俺は知らないな。お嬢はどうです?」


「武器……そう、それでしたらナイフをおひとつ回収していますわ」


「それ、使いたいです」


 少し考える素振りを見せた桜に歩み寄る。彼女は頷いて鍵付きの棚から箱を取り出し、そこには鳥頭が落としたナイフが入っていた。


 白い持ち手に透き通るような青い刃。


 私は体の奥底から湧き出る感情を込めて、ナイフの持ち手を握り締めた。


「そちらはアテナの武器と言う事で確認が終わったばかりですわ。本来なら解体などして別の武器へ作り替えたり、珍しい素材でしたら検査に回したりするのですが……」


「特に珍しいものでは無かったから解体待ちだった、と言う事でいいですか?」


「はい。なんなら調整の為に削りなどを入れましょうか?」


「いいえ、これでいいんです。このまま使います」


 桜を見ずに答えておく。私はウォー・ハンマーを壁に立てかけて、少しだけ重さのあるナイフを見つめていた。


 ――その後、私の衣装は明日には仕上がると桜が約束してくれた。


 何か手伝うことは無いかと確認しかけたが止めた。素人が手を貸した方が邪魔になると踏んで、お礼だけを伝えたのだ。


 他の部屋の案内も終わって柊と別れた今、私は柘榴先生と一緒に流海の横にいる。


 まだ目覚めない流海の手を握って眠る柘榴先生。


 私は彼女の肩に薄手のブランケットをかけて、流海の顔を覗き込んだ。


 呼吸が安定して、顔色も少しだけ戻っている。心電図は一定のリズムで片割れが生きていることを告げ、私はゆっくりと流海の黒い前髪を撫でた。


「大丈夫だよ、流海」


 火傷した腕よりも、鋏が刺さった腕よりも、物がぶつかって来た頭よりも、捻挫した足首よりも。


 私はお前が目覚めないことの方が痛いから。


 流海がいなくなることが怖いから。


「大丈夫」


 お前を死なせはしないよ、絶対に。


 私が材料を集めてくるから。


 流海の為に、弟の為だけに。


「……不純だな」


 呟いて自嘲してしまう。


 明日、私は初めてアテナへ行く。


 毒の世界へ飛び込みに行く。


 私は目を伏せて、流海の額に自分の額を当てていた。

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