少女との出会い

「ぐあぁぁぁーーー」


「キャー いやああああ  誰かあああー」


扉を開けた先には大きな熊のようなモンスターに捕まえられている小さな女の子がいた。

白い髪、白い瞳に白い服。何処か遠い国に住んでいるようなそんな女の子であった。


彼は少女を見つけた瞬間剣を抜いた。


「スパッ」


「う、う、う、、」


茶色の毛皮に包まれた大きな体が綺麗に半分に分かれた。


「大丈夫か?」


「ふん、あんたに助けられなくたって大丈夫だったもん。」


髪を整えながら彼女は言った。


「そうだったのか、ごめんな邪魔して。」

誤ったので帰ろうとしたら服の裾を掴まれた。


「ちょっと。」

少女が顔を少し赤らめながら少し小さな声で彼に言った。


「洞窟から出るまで私と一緒にいなさいよ!」


俺は無視して帰ろうとしたらまた服を掴まれた。


「だから聞いてるの?この私と一緒にいなさいって言ってるのよ!」


俺はめんどくさいと思いまた無視をして帰ろうとした。

が、今度は涙目になった彼女に掴まれた。


「このどうぐづぅぅ、ごわいのおぉぉ。。。おねがいぃ。いっしょにいでくださいーーーー」(この洞窟怖いの。お願い一緒にいてください。)


(はあ。)


「そこまで言うなら、、いいよ。」


「やったあ!」


俺は涙目の彼女の笑顔につられて笑ってしまった。

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