12.勉強会①

本当に申し訳ありません。第一話の浜辺さんの下の名前を書き間違えていました。。

もう直しましたが、混乱させてしまってすいませんでした。

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「はい、今日の授業はここまで。挨拶ー。」


「気をつけ、礼!」


「ありがとうございましたーー。」

やっと1日の授業が終わった。なんか最近はいつもより疲れるな。


「あー疲れたぁーー」

そう言って蒼太が背伸びをしながら話しかけてきた。

「そうだな。」


相槌を打ったら手を頭の上で重ねてお辞儀をしながら言ってきた。

「お願いなんだけど今回もなんだけど勉強教えてくれないか?」


やっぱりか。まあ教えるのいいんだけどさ、俺が教えなかったら蒼太はどうなっちゃうのか。そう思いながら、


「いいよ。その代わり赤点は取らないでね。」

そう言って悪い成績は取らせない約束をした。

「分かってるって、大丈夫!ちゃんとやるから、」

「ていうかちゃんとやるなら俺教えなくてよくない?」

「ぐっ、、いやさ拓人に教わるとまじでテスト勉強しやすいんだよ!ほんとに。だからさ、お願い!」

「まあ、そこまで言うなら。今日からやる?」

「OK!」

「いつもと一緒で俺の家?」

「ごめんな。俺んち妹がいるからさちょっときついんだよね。」

「知ってる知ってる。いいって気にするな。」

そう言っていたら横から浜辺さんと柏木さんが来た。


「あ、浜辺さん、柏木さん。」

「今さっき聞いちゃったんだけどさ、斎藤くんって勉強教えるの上手いの?」

「そうだな!めっちゃ上手いよ!もう先生より全然!」

「本当??ならさ、私たちにも教えてくれないかな。ちょうど勉強会しようと思ってたんだよね。」

「いいねいいね!みんなでやるとより覚えられるよな!」

そう言ったのは蒼太だった。

あれ?俺が普通こういうのってOKするんじゃないの?

っていうか俺浜辺さんに教わりたかったんだけど。立場逆じゃない?


「蒼太が決めることじゃないでしょ。」

「ごめんごめん!拓人はやりたい?」

「斎藤くんダメ?」


「いいよ。」

3人からそんな目で見られて嫌ですなんて言えない。


「やったあ!」

浜辺さんがこんなに喜んでくれるならOKしてよかったかも。


「よし、じゃあ行こうか。」


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忘れていた。

やるの俺の家じゃん!

待って、家に女子を入れるのハードル高いんだけど。やばいやばい。

どうしよ。まあどうしようとか言ってももう家の前に着いちゃってるから無理なんだけど。


「俺の家でやるって事完全に忘れてたんだけど。やばくないこの状況?」

「どんまい。って言いたいけど俺のせいもあるもんなごめん。」


「斎藤くんの家ってここなんだあ!」

「駅から結構近いね〜」

浜辺さんと柏木さんはワクワクしていた。


「はい。勉強するから入ろ。」

そう言って早く入れた。

もし近所のおばさんとかにあの子女の子2人も連れ込んでるわ。あらやだ。 とか思われたら嫌だしな。


「斎藤くんって一人暮らしなんだね。

家の中綺麗。掃除とかちゃんとしてて偉いな〜。」 

「一人暮らしなんだ!?私絶対できないや。」

この2人には言ってなかったっけ。


「拓人は家事全般上手だからな。

特に料理は絶品。いつか食ってみな。」

「本当!?食べてみたいな〜」

「今日夜まで勉強するしちょうどいいね。私食べてみたいな〜?」

2人とも食いついちゃってるじゃん。えー作るの恥ずかしいんだけど。


「蒼太のせいで、作らなきゃいけない感じになってるじゃん。言わなかったら楽できたのに。」

「まあいいじゃんか。俺も美味しい飯食いたいしさ。2人にも知ってもらいたかったんだよ。」

はあ。今これ以上言ってもしょうがないし、蒼太には後で叱っとくか。


「分かったよ。後で作るからさ、今は勉強始めよう。」

「そうだねー」

「美味しい夜ご飯のために頑張らなきゃね。」

何はともあれやる気が出たならそれでいいとするか。


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蒼太の苗字を書いていたと思っていたのですが書いて無かったので、1話の所を少し変更しました。よろしくお願いします。(後書きです。)




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