連載のPV

 私は、小説が書けない。だから、エッセイ、ノンフィクション、創作論、評論などを書く。


 ネタは過去の経験から見つけるか、日々起こっていることから見つけるか、どちらにしろ、自分の中にあるものと、外の世界で起こっていることを、織り交ぜて、書くことになる。


 エッセイなんて、ちょっと日々感じたことをちょいちょいと書けばいい、などと思ったら大間違いである。


 日々感じたことを書いただけでは読者は面白いとは思わない。そこに、何か、きらりと光るものがなければ、誰も読んでくれない。


 身近な私の例で言えば、第1作のPVの数が多くても、連載を重ねるにつれ、PVの数が減っていく作品がほとんどだ。それは、第1作目は興味を持って読んだものの、それほど面白いと感じず、次へのボタンをクリックすることなく、離れていった読者だと思う。一方、連載物でも、そのテーマによってPV数がすごく多かったり、少なかったりという場合もある。全部を読まなくても、読みたいテーマの作品だけを読んでいる読者もいるのだと思う。


 理想は1話目から、ずっと続けて読んでもらえることだが、これは相当に難しいと思う。


 だから、連載で読者を得ようと思ったら、とにかく、読者が読みたくなるような工夫をするしかないと思う。


 それが、書き手の腕の見せどころなのだろう。


 それでも、例え1人でも、読者がいるなら、私はその1人のために次の話を書こうと思う。アマチュアなのだから、プロのようなお金になる文章を書けるわけもなく、ただ、思うに任せて心に浮かぶよしなしごとを書いていきたい。


 それを読んでくれる読者が1人でもいればそれでいい。連載のPVは減っていっても、残って読んでくれる読者のために私は書きたい。


 読んでいただきありがとうございました。

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