物語の作り方
やっぱり、書く側からすれば、たくさんの人に読んでほしい。これは、当然のことです。
PVの数が増えると嬉しい。これも当然のことです。
それでも、ただ、独りよがりな物語をだらだら書いているだけではPVは増えません。
やっぱり、ぐっと読者の心をとらえる何かが必要です。
そのためには、小説なら、物語の世界観がしっかりしていること、登場人物の設定がしっかりしていること、ストーリーが退屈させない運びになっていること、テンポのいい文体であること続きを思わず読みたくなる章だてができていること、などが必要でしょうか。
本当に面白い小説は、しっかりとその世界観が完成されています。例えば夏目漱石の「吾輩は猫である」なら、最初の一文で読者は引き込まれます。何しろ猫が主人公なのですから。そして文体もすらすらと「名前はまだない」と続きます。テンポの良さに思わず読んでしまいます。
だから、小説でPVを増やそうとするなら、まずは、しっかりしたプロット作りと、登場人物の細かい設定から始めることだと思います。
そのためには、まずは起承転結がきちんとできていることが必須です。
物語はすべて、この起承転結で成り立っています。
起で、物語の背景や事前に伝えておきたい内容を書き、承で、物語の本題に入る準備をし、転で、起や承で話した内容が転じて、メインとして伝えたいエピソードなどを伝え、結でその話がどのように終結したのかを伝えます。
それをしっかり骨組みとして、作れたら、あとはテンポのいい文体で、書くことです。ただ、文体には好みがあるので、あまり、とっぴな文体とかにすると、引かれる可能性もあるので、読みやすく、わかりやすいのが1番ではないでしょうか。
物語を作るには、この作業が不可欠です。それができて初めて、小説は書けるのです。
だから、拙者のように、つれづれなるままに、心に浮かぶよしなしごとを書いている人間には無理なのです。
たくさんのPVを獲得している作家さんは、こういう大変な作業をやって、水面下では大変な思いをして書いておられると思います。
だって、物語の世界を産みだす神ですから。
こういう方々に近づこうと思うなら、努力あるのみです。
書いて書いて書きまくるしかありません。そして、読んで読んで読みまくるしかありません。
読んでいただきありがとうございました。
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