第4話 好きな文体
あなたは好きな文体ってありますか?
私には好きな文体があります。
私は、村上春樹さんの小説は苦手なのですが、エッセイは大好きです。なぜなら、村上春樹さんのエッセイの文体が大好きだからです。
文末に「やれやれ」とかため息をつくような書き方。淡々としていて、それでいてどこか面白みがあって、読んでいてとても心地いいのです。
小説では、今野敏さんの文体が好きです。若いときにはライトノベルも執筆していた今野さんは、とてもわかりやすい文体で、とても読みやすいです。
特に好きなのは「隠蔽捜査」シリーズ。読みやすく、読後感もさわやかな、おすすめの作品です。テレビで実写化もされました。
それから私は瀬戸内寂聴さんの作品はあまり好きではないのですが「源氏物語」については、彼女の訳が好きです。わかりやすく、和歌の解説もついていて、初心者にはおすすめです。
与謝野晶子も「源氏物語」の訳をしていますが、これは和歌に解説がなく、文章も少し難解で、私は瀬戸内版が好きです。
カクヨムでも、好きな文体に出会えればなあと思っています。
読んでいただきありがとうございました。
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