35章 別居 ~ある出来事~
平日、彼が頭が痛いというので病院へ行った
検査もしてもらったが異常なしということ
1日寝ていることになった
その日の午後、起きてきた彼が言った
彼 「俺、病人ねんけど
何か食べ物とかないん?」
私は、おかゆをつくった
彼 「いや、こんなんじゃ足りんやろ
普通に考えておかしくね?」
もう唖然
言葉にもならない
病人だからこそ、おかゆでいいんじゃないの?
ダメなの・・・・?
彼 「マック行こうや」
おかゆは食べてもらえなかった
そして彼が運転する車でマックへ
彼 「てゆうか、俺お金ないんやって
マック代もお前が払えや」
何様なんだろう、この人は
頭痛いっていうのは嘘だったの・・・・?
彼 「俺、病院代払ってないんやって」
私 「え、大丈夫なん?」
彼 「大丈夫やろ
今まで何回もやってきたし」
言葉にもならなかった
マックを買った後、彼は私とたけるを住宅につれていった
そして、彼はマックを持って何処かへ出かけた
私は少しづつ荷物をまとめた
荷物をまとめている間は泣きたい気持ちも腕を切りたくなる気持ちもなくなってた
そして彼は深夜に帰ってきた
彼 「てゆうか本当に俺の居場所ないよな
ストレスしかたまらんわ」
帰ってきて出てきた言葉・・・・
彼 「本当に会社にいたほうが凄い楽しいし
ここじゃストレスしかたまらんわ」
ひたすらストレスがたまると言われた
もう言い返す言葉も出なかった
次の日、私はバイト帰り住宅に寄った
「実家に帰ります」と置手紙をして・・・・
その夜、私の携帯ではなくて実家に電話がかかってきた
お父さんが出てくれて彼の第一声は怒鳴り声
お父さんは冷静に話してくれた
電話を切った後、お父さんが言った
お父さん 「あいつは話し合うことも出来ん
ひたすら怒るだけや
何で実家に帰ったのかも分からない、俺は悪くない
ひたすら俺は悪くないしか言わん」
うん・・・・
話し合いは本当に出来ない
結果、別居することになった
私の決意は既に固まっていた
彼が心を改めてくれるのなら、きちんと話し合いをしてくれるのなら「離婚」という決意はなくそうと思っていた
そして私も頑張ろうと思っていた
そんなある日、急に吐き気がした
トイレで吐いて、その吐き気は毎日のように続いた
そして、バイト帰りは必ずフルーツオレが飲みたくなった
吐いたこと、完璧なストレスだと思った
病院に行った
女の先生で妊娠を疑った
尿検査の結果、陽性だった
そう、私は妊娠していたのだ
産婦人科に行ってエコー写真を貰った
愛おしくなった
産みたい、そう思った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます