29章 裁判所

ある日、裁判所から通知がきた

私は彼に問い詰めた



私 「これなんなん?」


彼 「昔、遊んでた時の借金」



どうやら返済していないらしい

だから裁判所から呼び出しがかかった



私 「その日、私も一緒に行くけど」


彼 「俺仕事休めんし、電話で話すでいい」


私 「でも行かなあかんのじゃないん?」


彼 「いいって言ってるやろ!

   俺が言うこと信じられんのか!」



出ました

逆ギレ・・・・

この状態になった彼は機嫌が悪く、タバコを吸いにベランダに行く

それか家を出ていく

家を出て行くと深夜に戻ってくる

戻ってくると体を求め機嫌がよくなる

いつからか彼が怒った時はこんな感じになっていた



借金、裁判所のこと話さないといけないのに話せない

まったく話せないまま時間だけが過ぎていく


裁判所へ行く当日、彼は何も言わない

何日かたった後、彼は言った



彼 「話し合って月3万払うようになったで

   お前、振り込んできてや

   俺の通帳渡すで」



彼の通帳を貰った

これで彼の給料を見ることができる

少しだけ気になっていた給料を知ることができる、それが少しだけ嬉しかった



そして、通帳を渡されて初めての給料日



彼 「きちんと降ろしてきて

   帰ってから俺に通帳とお金見せて」



まったく信用されない・・・・

通帳を記帳する

彼の給料は1ヵ月15万円と知った


彼が仕事から帰ってきて通帳を見せる

そして給料を渡す


彼は中身を確認して私にお金を渡す



彼 「これ家賃、これ返済」



生活費は貰えなかった

そして携帯代も・・・・


このままだと、本当にたけるの物も買えない

病気になった時の病院代もない

彼が、そういったお金をくれるのか分からない

私は仕事をすることを考えていた



そして返済日、振り込みに行く

仕事から帰ってきた彼が一言



彼 「きちんと振り込んだやろな?」



通帳を見せる

彼は満足する



辛い

この生活が辛い

彼と一緒にいるのが辛い

彼の横で上手く笑えてるのか分からない

だけど、普通でいないと・・・・少しでも機嫌が悪い態度をとると彼がイライラする・・・・機嫌を悪くしたらダメだ


少しでも平然をよそっていた


ご飯はあまり食べれなかった

体重が減っていった

気づいたら40㌔になっていた


私は彼の呪いに縛られたままで、痩せてよかったと思っていた

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