25章 携帯・家賃
彼が仕事に行く前、私とたけるを私の実家へ連れていく
そんな毎日だったけど、食材や日常に使う物で足りない物がなかった時は住宅にいた
ある日のことだ
16時、彼から電話がかかってきた
平日の16時なんて仕事してる最中なのに・・・・
彼 「今、au契約してきたで」
え?
仕事行ってないの?
携帯契約?そんなの出来るの?
電話が終わってしばらくしたら彼が帰ってきた
auの携帯を持って、そして名義は私
書類とか色々と必要なハズ・・・・何故、彼は私名義で携帯を契約できたのだろう
上手いこと言って契約してきたのだろうか
不思議でならなかった・・・・
docomoの携帯も持ってる状態で、彼だって私名義でdocomoの携帯を持っている
解約もしてないのに、auを契約
私は彼の行動、そして考えてることが理解できなかった
何がしたいんだろう・・・・
彼が言うにはこうだ
「docomoの携帯が止まった時のため」
この時、どちらかの携帯料金は1ヵ月払ってないことが多かった
通帳から引き落としだったのだけど、お金をきちんと入れないことが多かった
コンビニ支払いの用紙がきたら、どちらかの携帯だけを払った
結婚したので引き落としは彼の通帳からやっていた
携帯料金が通帳に入ってないことがほとんどだった
どちらかの携帯が止まる
そんなこと日常茶飯事だった
携帯が1台増えるってことは、携帯料金も増えるってこと
どうするの?
どうなるの?
そして、仕事は休んだの?
色々なことが頭の中で巡っていて、聞きたいこともたくさんあって
だけど聞けなくて
聞くと彼が怒る、そして私は謝るしかない
話し合いをするにしても彼は怒りだす
怒鳴って私を支配する
聞けない・・・・何も話せない・・・・
私の隣で新しい携帯を嬉しそうに触る彼
そんな彼をじっと見てるしかなかった
そんななか、家賃支払いはやってくる
市役所へ支払いに行ってこなければならない
彼からお金を貰う時に一言
彼 「ちゃんと領収書貰ってきて
帰ったら、ちゃんと支払ったか見せて」
一つ一つの行動に疑いの目をむける彼
貰ったお金を違う所で使うというのだろうか?
その日、市役所で家賃を支払いに行き領収書を彼に見せた
満足そうな顔をするわけでもなく、特に何もなかった
この時、彼は既に仕事は1ヵ月続いていたので給料は貰っていた
だけど、給料明細を見せられることもなく
給料が入ってくる通帳を預からせてもらうことも出来なく
彼の給料がどれくらいなのか知らなかった
家賃や水道光熱費などの支払いの時に彼からお金を貰っていた
食材などはdocomoのお財布携帯で購入していた
実家に帰った時に、お母さんがオムツなど買ってくれたり
「持って行きなさい」と言って、作ってくれたおかずなどをくれて
たまに食材、たけるの必要な物を買ってくれた
このおかげもあり、何とか生活が続けられていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます