22章 お義母さんがやってきた
ある土曜の午後
お義母さんが歩いてやってきた
しばらくは平和だった
お義母さんが、たけるを可愛いって言ってくれて
17時すぎ、もう夜ご飯の時間なので帰るのかな?って思ってた
お母さんが車で家まで送る提案をしたら、お義母さんが言った
お義母さん 「大丈夫、私おにぎり持ってきてるから」
と
どうやら、おにぎりを食べるらしい
家のご飯は用意しなくても大丈夫なのかな?って疑問に思っていた
そしたら私の携帯が鳴った
彼からだ
彼 「お前、今なにしてるん」
私 「今、お義母さん来てて」
彼 「は?何で?」
・・・・私に聞かれても
すぐに電話は切られて、お義母さんの携帯が鳴る
彼からだった
しばらく話した後、彼が電話を変わってと言ったらしくお義母さんの携帯を借りた
私 「もしもし」
彼 「お前、変なこと言うなや!」
何故か怒鳴られる
彼 「ずっと実家にいて俺の家にも来んし
だから、行ったんやろが!」
ん?
隣で、お義母さんの話してるの聞いてたけどそのような内容は一言も出てなかったけど・・・・
この時、まだ1ヵ月たってない
実家にいてはいけないの?
彼の実家へ行ったほうがよかったの?
私は何故、怒れてるの・・・・?
わけが分からなくなって私は、お義母さんの携帯を投げた
頭がごちゃごちゃになって、その場で泣いた
溢れてるものが一気にでてきた
それを見たお母さんが、お義母さんに家まで送っていくと言った
だけど、彼が迎えにきた
私は彼に会いたくなかった
そんな私の前に平気な顔で現れる彼
さっきまで怒鳴ってたのに普通の顔で現れた
さっきのこと謝りもしない
お義父さんと迎えに来たらしく、お義母さんと帰って行った
たけるの顔は見ていかずに・・・・
「元気そう?」「顔見ていこう」
そんな言葉は彼から出てこなかった
お義母さんが私の実家に来たのは、この日だけだった
どうやら彼とお義父さんに怒られたらしい・・・・
この時から私は彼に対して愛情はなくなっていった
いや、もっと前からなくなっていたのかもしれない
ただ恐怖の方が強くて
彼の怒鳴られる声が怖くて・・・・
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