2章 すれ違い

すれ違い、それは突然の出来事だった


私は彼と順調にいってると思っていた

デートもして、仕事終わりは一緒にドライブしたり

電話もたくさんしていて順調だと思っていた


だけど、彼は違っていた

私の数々の細かい言動に不安、そして不満を感じていた


付き合いだして、2か月もたつ頃

ある日の仕事終わり、ドライブしながら彼が話し出した



彼 「まりちゃん(私の仮名)が俺のことを本当に好きか分からない」


私は彼の言っている意味が分からなかった

彼のことを好きだということを、きちんと形にしていると思っていた


車も出していて、何かを買う時のお金も私が出していて

それではダメだったのだろうか?



彼 「俺のこと、名前で呼んでくれないし

   本当に好きか分からない」


彼は、どうやら私が彼のことを名前で呼んでくれないことに不満があったようだった


苗字では呼んでいたのだが、下の名前で呼んでもらいたかったみたい



彼 「付き合ってもキスしてくれないし

   やってくれないし」


・・・・やるの早くないですか?

まだ、2ヵ月ですけど?

私、初めてなんですけど・・・・



私 「それは、初めてだから」


彼 「え?処女なん?

   俺、処女とするの初めて

   処女とやるのって何か重いっていうか

   その行為にはまってしまって、色々な人とやってまうっていうか」



何か処女についてたくさん語りだした彼

それは彼独自の発想だと思うけど・・・・



そして、胸が小さいことを気にしていた私


彼 「俺、Dカップの子が最大でAカップの子とやるの初めてや」


とか、胸のこととか・・・・

凄い、やりたいアピールをしてきました



そして、やらないことにイライラしていたんでしょう

彼は言い始めました



彼 「どうする?別れてもいいけど」


そう、別れ話をもちかけてきたのです

初めて出来た彼氏

私、重いかもしれないけど初めて出来た彼氏とはずっと結婚までいきたいなって思ってたんです


だから、別れるなんて選択肢にはなかった

ビビっときたとかもあるかもしれない



私 「別れない」


彼 「別れる?」


私 「別れない」



と、この口論を朝の4時まで話していました

その日は仕事もあるのに


もう、私は彼に依存していました

彼の方が上の立場にたっていました


そして、彼が言いました



彼 「別れないんなら結婚を前提に付き合おう」



彼 「今からホテル行こう」





別れないことに安心した私

そして、結婚を前提にという言葉が嬉しかった私

その日、仕事だっていうのに彼も仕事だっていうのにホテルに誘われた私

この時、断る勇気があったら・・・・

きちんと強く言えたなら・・・・

だが時は戻ってこない



こうして車はホテルに走り出した

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