妖派/奇兵
* * * 妖派 * * *
妖邪の力で戦争の形を変えた革新派勢力!
<柘榴/来方響/梅崎勝正/果心崇伝/九玄>
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~穢れし血族の名を雪ぐは穢れし血――妖しきカリスマで崇拝を集める赤髪の将!~
年齢:24歳
身長:179cm
特徴:赤短髪、眉目秀麗
性格:自信家、実利主義
趣味:侵蝕の研究、剣舞
‐概要
父竜眼が侵蝕人になった――それがすべての始まりだった。名門榊家は鬼の一族の烙印を押され、一夜にして賎民にまで堕とされたのである。誰もが羨むような名家に生まれながらも、人らしく生きることすらままならなくなった柘榴。だがそんな彼が心に抱いたのは、絶望ではなく野望だった。侵蝕人はそれほどに忌むべきものなのか――否、妖の力を宿せし侵蝕人こそが至高の存在である。その信念のもと、柘榴は父の遺臣とともに侵蝕の研究を始め、奇兵を生み出すことに成功。幕府四天王の一人に数えられるまでになった。魔道に堕とされた柘榴は、魔道を突き進むことによって成功を手にしたのだった。
‐能力評価
戦闘能力[不明]
使用武具[鳳仙花]
影狼に妖刀術の指導をした際は、特殊な海猫は扱えなかったが、妖刀鳳仙花では見事な妖刀術を披露した。妖腕による、邪気そのものを自在に操る能力がミソになってきそうだ。行軍を阻む野次馬を口で退ける、甘い言葉で奇兵の心を掴むなど、雄弁な面も時折見られた。
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〜老後の楽しみは孫世代の活躍――妖派を熱烈支援する甲斐大名〜
年齢:69歳
身長:161cm
特徴:カサカサの白髭
性格:好奇心旺盛、世話焼き
趣味:雑談、茶会
‐概要
いかに柘榴が優れた才覚と配下を揃えていようとも、賎民が幕府で活躍するのは不可能であっただろう。そこで最後のひと押しをしたのが、この老人だ。侵蝕研究の資金、研究材料、拠点施設……妖派がまだ日の目を見ない頃から、来方は彼らが必要とするあらゆるものを、惜しむことなく提供した。それは妖派の成功を確信していたからなのか、縁故によるものなのか、はたまた、単に好奇心によるものなのか――間違いなく言えるのは、来方にとっては今が人生で最も楽しい時期だということだ。
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〜二君に忠誠を誓い、体当たりで役目をこなす豪勇の士!〜
年齢:28歳
身長:183cm
特徴:がたいがいい、陣笠と紋付袴
性格:厳格、責任感が強い
‐概要
来方家から派遣される形で妖派として活動する梅崎勝正。妥協のない働きぶりは妖派の古参も見習うほどである。だがそんな梅崎にも、いつまで経っても上手くこなせない役目があった。それは來の目付けだ。彼女の能力を鑑みれば仕方のない面もあるだろう。しかし、図体が大きいだけに梅崎の慌てる様は滑稽で、來はそれを面白がってか、さらに度を増えた悪戯をするのであった。また影狼にも二度にわたって苦汁を飲まされており、どうも子供相手では実力を発揮できていないようである。
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〜沙羅に恋せしその男、想い実りて大樹となる〜
年齢:享年54歳
身長:166cm
特徴:和尚帽
性格:几帳面、一途
趣味:沙羅幻樹の世話
‐概要
「感情を持たぬ植物も崇伝には心を開く」とまで言われた凄腕の庭師。その運命は、榊家当主の竜眼が持ち込んだ妖木との出会いで、大きく歪んでいくこととなった。それからというもの、崇伝は来る日も来る日も、沙羅双樹と名付けたその妖木のことだけを考えるようになり、遂には凩村を丸々飲み込む暗黒の庭を作るに至った。やがて凩村を訪れた羽貫衆によって、沙羅幻樹を愛するが故に業を重ねた崇伝の魂は、沙羅幻樹と共に浄化された。死してなお謎の多い男である。
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〜鴉天狗との対立深めし奸臣、鵺丸の逆鱗に触れて散る〜
年齢:享年36歳
身長:174cm
特徴:立派に伸びた鼻毛
性格:尊大、粘着質
趣味:嫌がらせ
‐概要
きっかけは、脱走した妖怪を鴉天狗に狩られたことだった。希少な妖怪を失ったことで、妖派における九弦の体面は丸潰れ。以降、執拗なまでに鴉天狗を付け狙うようになった。鴉天狗の集落に妖怪を送り込む、デマを流すなど、妖派の権威を笠に着てなりふり構わず鴉天狗に圧力を加えたが、最期は挑発に乗った鵺丸により部下ともども殺されることとなった。
‐能力評価
攻:★★
守:★★☆
技:★★★
力:★★☆
速:★★
賢:★★★
戦闘能力[2.5]
使用武具[鬼提灯]
妖怪や侵蝕獣を操作する妖刀鬼提灯を使用し、少年期の幸成を追い詰めた。しかし妖刀の性能なのか使用者の力不足なのか、侵蝕獣となったノブナガを完全には支配できず、それが敗北に繋がった。
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* * * 奇兵 * * *
妖派の技術が生み出した、一騎当千の異能軍団!
<伊織/清末利一/陸空/※來→羽貫衆>
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【
〜悲劇が呼び覚ました戦いの才、血濡れた道を彷徨う〜
年齢:17歳
身長:172cm
特徴:前髪中央分け、総髪
性格:忠実、融通が利かない
趣味:戦闘
‐概要
伊織が歩んできた人生は、戦いに生きる他ない奇兵の悲しき現実を、最もよく表していると言えよう。妖の難を逃れるために、幼い頃から移住生活を強いられてきた伊織。しかし、宝永山直下の米堕村からやってきた伊織の一家は侵蝕人と同一視され、どこにも受け入れてもらえなかった。そしてある時、侵蝕人狩りが一家を襲ったのだった。生きるために伊織が選んだのは、戦うこと。そうして侵蝕人狩りを返り討ちにした伊織は、獄中で若き日の柘榴と出会い、彼のもとで戦うことを決めたのだった。人を斬る度に痛む心を麻痺させながら、奇兵の道を歩み始めたのであった。
影狼と関わる中で、心に負った傷の深さに気付かされた今、伊織はどこへ向かおうとしているのか――
‐能力評価
攻:★★★☆
守:★★☆
技:★★★
力:★★☆
速:★★★★☆
賢:★★☆
戦闘能力[3.5]
使用武具[斬鬼丸]
伊織の一番の武器は、部分侵蝕により獲得した脚力だ。加速力、速度ともに馬を軽く凌ぎ、全力で駆ければ瞬間移動したかのような錯覚を相手に与える。ただし、全力で疾走できる時間は極めて短く、停止後はしばらく動けなくなる。動きが直線的になるのも欠点だ。
剣術はどちらかと言えば単調だが、助走をつけて放つ変幻自在の抜刀術――輪廻が高い攻撃力に結びついている。癒えない傷を与える斬鬼丸を使用していることも、受け手にとってはさらなる脅威となるだろう。
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〜そのひと振りは森薙ぎ山崩す! 残虐非道なる狂戦士!〜
年齢:31歳
身長:168cm
特徴:無精髭の悪人面
性格:好戦的、無分別
趣味:戦闘
‐概要
「本物の一騎当千とは、あいつのことを言うんだろうな」――そう伊織が羨望の眼差しを向けていたのが、この清末だ。彼の赴く戦場では人が宙を舞い、大地は亀裂を生じる。その迫力満点の戦いぶりは、敵味方問わず、戦場に立つすべての者の目を引く。まさに奇兵の花形である。
実力を高く評価されながらも、下位の奇兵に甘んじているのは、気まぐれ一つで仲間すら平気で殺めてしまう残虐性がゆえ。だが本人はあまり気に留めていないようだ。清末にとっては地位や名誉よりも、戦いを楽しむことの方が重要なのだ。
‐能力評価
攻:★★★★☆
守:★★☆
技:★★★☆
力:★★★★☆
速:★★★
賢:★☆
戦闘能力[4.0]
使用武具[血海鼠]
使用する血海鼠は、奇兵の中でも最強と言われており、大技を連発しても邪気が枯渇しない規格外の妖力を持つ。人為侵蝕により強化された筋力が、この超重量の妖刀を振り回すことを可能にしている。影狼戦では様々な条件が重なり敗北したが、集団戦における無双の強さも考慮すれば、この評価は妥当なものだろう。
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【
〜天地揺るがす甲高き歌声!〜
年齢:21歳
身長:158cm
特徴:チンパンジーのような顔
性格:臆病、慌てん坊
趣味:歌うこと
‐概要
奇兵ならば一度くらいはその声を聞いたことがあるはずだ。声の大きさ、高さ、範囲を自在に操れる陸空は、戦場では指揮官からの指令を味方全体に伝え、平時は城内の仲間たちに時報を告げる重要な役目を担っている。臆病な彼が上位奇兵の待遇を受けているのには、そのような訳がある。
‐能力評価
攻:★★☆
守:★★
技:★★★☆
力:★★
速:★★★
賢:★★
戦闘能力[2.5]
使用武具[なし(吠え猿の声帯)]
奇兵にしては珍しく争いごとを好まない性格だが、吠え猿の声帯から発せられる声は凶器になり得る。広範囲に声を届ける鳴音波と、範囲を絞った鳴音突波を状況に応じて使い分ける。
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