後編

前回のあらすじ


男「『本気でダイエットを成功させたいなら【数値】ではなく【〇〇〇】を見よう!』という話さ」


女「まるまるまる?何それ??」



その続き。


男「聞こえづらかった?【鏡】と言ったんだ、【か・が・み】」


女「鏡って、あのカガミ?自分を見たりするあの」


男「そうさ、その鏡さ」


女「鏡を見続けてダイエットできるなら、私はもっと痩せていてもいいはずだわ」


男「そういうオカルトチックな話をしているんじゃないよ、話はもっとシンプルさ」


女「そうかしら?」


男「そうだとも。さっきの話は覚えているかい?」


女「痩せるためにはマシマシ系のラーメンは控えた方がいいって話?」


男「それはそうなんだけど、そこじゃなくて、【数値】を意識し過ぎるからダイエットに失敗するっていう話さ」


女「えぇ、もちろん覚えているわよ。【体重】や【カロリー】それと【日数】を気にし過ぎて【やる気】が継続できない、って話よね」


男「そうさ、僕が言いたいのはまさにそこなんだ。【数値】を意識するのは悪いことじゃないけど、そのせいで【やる気】を失ってしまうこともある」


女「【鏡】を見て【やる気】が継続できるものかしら?ガッカリして落ち込んじゃいそう」


男「それも考え方一つだよ。ガッカリしてしまうなら、答えはすぐそこだ」


女「そうなの?」


男「あぁ、【鏡】で自分の身体、体形、姿を見て、自分自身に問いかけるんだ」


女「?なんて?」


男「『この体形が私の理想の姿か?』ってね」


女「【鏡】を見てガッカリしてるんだから、理想とは違うに決まってるじゃない」


男「じゃあ、ダイエットしないとね、っていう話さ」


女「なるほどね…話をまとめると、【体重】や【カロリー】みたいな【数値】を気にし過ぎると【やる気】が無くなることがあるから【鏡】を見て自分が【理想の体形】じゃなかったら諦めずに頑張ってダイエットしよう!っていうことかしら?」


男「その通り」


女「言いたいことは何となくわかったけど、やっぱり体重は少ない方がいい気がするわ」


男「そこは考え方の違いなのかもしれないけど、極端な話、【理想の体形】になれたのならば体重が何キロでも同じだとは思わない?」


女「いくらスタイルが良くたって体重が100キロとかあったら話にならないわよ」


男「それは極端すぎるというか、あり得ない話じゃない?そもそも女性の体重が何キロだとか気にする男は少ない気がする」


女「それを気にする女は少なくないわよ」


男「見た目で判断することが多いのは男女共通じゃないかな?」


女「確かにね…自分の体重は何キロが良いとか、実は自己満足なのかもしれないわ」


男「それを言ったら【理想の体形】も自己満足と言えるかもしれないね」


女「なんだか難しい話してるみたい」


男「簡単な話だよ、要は【体重計の数値】じゃなくて、【鏡】を見て、【痩せたい】と思うか、【今のままでいい】と思うか、だね」


女「要はそういう話よね…それにしても、やっぱり、簡単に痩せる方法は無いのかしら?」


男「僕は一度も【簡単に痩せる方法】を教えるとは言ってないよね、むしろ【ダイエット】して【痩せる】のは【本当に大変なこと】だと思っているよ」


女「できれば【楽】して【効率的】に痩せたいわ」


男「【楽】だとか【簡単】っていうのは本人の【主観】によって異なるからなぁ、【自分】にとって【楽】【簡単】【効率が良い】と思えるダイエットを見つけて、【理想の体形】を実現するまで継続できれば、100成功するのは当然だよね」


女「その時に、【やる気】を無くさないように【数値】は意識し過ぎず、【鏡】を見て【やる気】を【継続】させよう、ってことを言いたいのね」


男「はい」


女「そう…本人の【やる気】次第であることに変わりはないのよね。【今のままでいい】と思ってる私には、やっぱり無理そう」


男「現状維持で問題なければそれでもいいけど、できることなら本当はもっと痩せたい、と思っていて、ダイエットに臨める環境や状況にあるなら、チャレンジすべきだと僕は思うよ」


女「それはそうよね」


男「実はこの【環境】や【状況】っていうのはとても重要なことだったりする」


女「ダイエットには家族や友人の協力が必要ってよく言うわ」


男「うん。それに職場でも学校でもストレスが多いと暴飲暴食してストレス解消に走る人も多いし」


女「ただでさえダイエットでストレスが溜まるんだから、たしかに【環境】も【状況】も大切ね」


男「ストレスに負けないくらいの熱意や、絶対に『痩せる』という鉄の意志があれば話は別かな」


女「私は幸い、職場や家庭環境にストレスは無いわ」


男「それは何よりだ」


女「買うだけ買って、まだ着てない水着もあるし、頑張ってみようかしらね」


男「いいじゃないか、応援するよ」


女「でも、仮に痩せて理想の体形になれたとしてもねぇ…」


男「何か悩みがあるんだね?よかったら聞かせておくれよ」


女「男には聞かせたくないデリケートな話よ」


男「バストのサイズとか?」


女「失礼ね、アナタ、私の胸をそういう目で見ていたの?」


男「違うよ、多くの女性が悩んでいる話題だから、そうなのかなって。違った?」


女「違わないわよ、胸がもっと大きくなればいいのにって悩んでるのよ」


男「うーん、ダイエットと違ってアドバイスが難しい話だよね」


女「だから言いたくなかったのよ」


男「でも、個人的に考えてることがあって、それはたぶん、間違ってないと思うんだよね…」


女「何よ、何が言いたいの?」


男「要するに『キミのバストが小さい理由を男ながら考えてみた』って話さ」


女「引っぱたいていいのかしら?」


男女の会話は、まだ終わらない。



 完



 ★ ★ ★



絶対にダイエットが100%成功する方法を教えます!


作:憚 岩三


出演


男…尾床 亜名太(おとこ あなた)

女…温菜 樹実(おんな きみ)



この文章はフィクションです。



























 次 回 予 告









【無料】キミのバストが小さい理由を男ながら考えてみた



男「つまり、世界は平和になる!」


女「なっ、なんだってーっ!?」





お楽しみに!




※現在作成中のため実際の文章と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。


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【無料】絶対にダイエットが100%成功する方法を教えます! 憚岩三 @gan3hbkr

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