第10話


動乱(第三部)10


5000人は出さないといけないというので、これで救出に成功すれば大将への昇進できるのでは、というと、しかし敵の残り、

1万人が出てくれば、大勢の犠牲者が出るというので、それでは出て来れないようしょうと言うと、どうやってと聞くので、

私がへりで、


シンの本営の近くに降りて、ひそかに近付き奴を人質にして、正規軍1万が包囲して米軍を殲滅する、お前たちは米軍の側面、

に回り、北の正規軍と米軍を殲滅せよとニセ命令をだします、そこには正規軍はいないので包囲殲滅してください、シンを、

ヘリに乗せて、


私が北の正規軍の陣地を飛行すれば、必ずミサイルで攻撃します、そのミサイルを誘導して正規軍陣地の弾薬集積所に突っ込、

ませて、弾薬、糧秣を焼き払います、こうすれば後の部隊は出てこれません、無線で米軍が二万人で攻撃するので、そうそう、

に北に引き上げないと全滅するぞと脅かします、


さらに銃撃音を録音した、小型テープレコーダを陣地の後ろに、パラシュートに人形と取り付けて落とします、落とすとそこ、

から銃撃音がするので、背後にも敵を受けたとして、一斉に撤退にうつるはずですと作戦を説明すると、これは凄い敵は支離、

滅裂となりますなと笑ったのです、


小型赤外線探知を渡し、説明すると、なるほどこれがあれば北の動きが簡単に、つかめますなと言って技術将校をよびヘリに、

搭載するように命令したのです、児玉が調達した人形と小型テープレコーダを20個渡して小型のパラシュートに取り付ける、

ように頼んだのです、


テープレコーダのスイッチを押すと、ダ、ダ、ダ、ダと凄い音がしたので衛兵がドアを開けて入って来たので、スイッチを押、

して止めると、マイクが衛兵に、これは録音したものだというと、失礼しましたと、敬礼して部屋を出て行ったのです、これ、

なら愕いて反撃しますなと笑ったのです、


マイクがヘリ二機を作戦に投入しますとA小隊のアンダーソン少尉を呼べと副官に命令して、部屋に入って来るとアンダーソン、

少尉以下6名は神埼閣下の指揮にはいり、明日救出作戦に向え一機のヘリに6人が乗り、もう一機には閣下達二名と案内人が乗り、

作戦に従事する、


出撃は明朝0630であると命令したのです、一旦ホテルに戻ると児玉が一人の女性を紹介すると、リンと言います、あの村の出身、

ですというので、辻とはあったのかと聞くと、はいこのサイゴン会いました、私は隣り村に行っていたのです、村が襲われて、


村長とその娘が拉致されたのを、辻さんに知らせたのは私です、わたしはその娘の子供で、米軍に助けられてここに来たのです、

ここで米軍相手の飲み屋をやっていますと言ったのです、あなたはハーフなのと聴くともハイ、お父さんは辻さんでお母さんは、

村長の娘ですというので、


明日は私が案内します、あの付近は小さいころから知っています、庭みたいなものですと言ったのです、それではその村には、

だれもいないのと聴くと、すべて焼かれたのでだれもいません、辻さんの事はお母さんから聞いていたのと言うと、ハイ日本、

人で今は日本にいると言っていました、


わたしはシンが来た時には、隣村に行っていたのです、帰って来たら大勢の人が殺されていて、生き残った人から村長と母が、

拉致されたと聞かされたのですというので、お母さんが辻から預かっている物があると言ってなかったか聞くと、ハイこの、

お守り袋を辻さんがくれたと言ってました、


と渡すので見ると、明治神宮のお守りです、中に英語で住所とその裏にカタカナでセキブツと書いてあります、そこに書いて、

あるのが日本の住所と母が言っていましたので、手紙を書いたのですというので、英語はどこでと聴くと、母はアメリカに、

留学していたのです、


母から習いましたと言ったのです、ここに日本語セキブツとかいてあるが、村の近くにセキブツはないか聞くと、村から少し、

行ったところに洞窟がありその中に、お釈迦様の石仏がある小さな寺院があります、人は誰もいませんというので、そこの、

どこかに隠してあるのだろうというと、


何がですかと聞くので多分、宝石類だろうというと、胸に着けたペンダントを見せて、これは母が辻さんから貰ったものと言、

っていましたと渡すので、児玉がこれはダイヤですよ、5カラットはあります、日本円にして900万はしますというので、こん、

なものが沢山隠してあるのだろうというと、


これ以外は母も知らないと思いますと言ったのです、それでは食事にいきましょう、わたしの店は食事も出しているのですよ、

というと、案内したのです、ビルの二階にある店です、テーブルに坐ると辛いのはと聞くので、あまりと言うと、それでは、

あまり辛くない味付けにしますと笑ったのです、


厨房に料理を頼んで、ビールをもって来て席に座ったので三人で乾したのです、リン、が私は日本人の顔していますかと聞く、

ので少しだけだねと言うと、ほりも深いのでお母さんはと聴くと、フランスとのハーフですというので、それで外人の骨格を、

しているんだ、


とても美人だよ、そのアオザイも良く似合うというと、ありがとうと日本語で言うので、日本語もしゃべれるのと聴くと、少し、

だけ母に習いましたと言ったのです、監督が出来ましたと言ってそばに坐り写真を広げると、これは凄い本当に虐殺されている、

と思うよと言うと、


児玉がこれをUPIと日本の新聞社にながします、UPIの全支局で記事にして、もらいますと言って店を出て行ったのです、監督に、

ビールを勧めると、ゴク、ゴクと飲み干して、それではごゆっくりと席をたったのです、リンに遠からず米軍はベトナムから、

撤退するだろう、


その前にアメリカに移住するのだというと、お父さんとお母さんは生きているでしょうかと聞くので、多分大丈夫だよお父さん、

には家族はいないので、一緒に暮らせるかもしれないねと言うと、それなら嬉しいですと言ったのいです、そうだニセ命令を、

無線で伝えるのに、


ベトナム語の喋れる男がいるのだというと、シンはチヤンと言う女を連れています、この女も残忍な女です、私がその女の振り、

をします、無線の音は高音になるので見分けはつきませんと言うので、それなら都合がよいなと笑ったのです、児玉が帰って来、

てUPIの全支局で記事にするそうです、


特ダネだと喜んで1000ドルで買ってくれました、カメラマンは報復をおそれて、名前は偽名で発表すると言う事にしました、UPI、

のカメラマンが、偶然遭遇して望遠で撮影した事に、するそうですと言うので、これで明日はシンが愕くだろうと乾杯したのです、


翌日はリンを連れてヘリに乗り込み米軍基地を離陸して、国境の偵察部隊が囲まれている丘から5K地点に着陸して現場に向かった、

のです、リンは地理に詳しいみたいで、2時間して近くに行きアンダーソンの乗ったヘリに連絡を取ると、新一達の地点の前には、

丘を取り囲むように熱源を感知している、


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