こんにちは。企画から参りました。
プロットに対してまっすぐであることも相まってか、本当に爽やかな読後感。これぞ正統派という感じです。気持ちの良いストーリーでした。
おお、永遠の0.1秒先の呪い(^o^)
アキレスと亀のような、でも無茶苦茶ポジティブなパラドックスって感じですね。
具体的に言うと、某マリ○カートのゴーストの様で、これマジ有効なんじゃないか?って思っちゃいますね。
面白かったです(*^^*)
編集済
こんにちは。企画から来ました。
毎回この企画は指定プロットをストレートに書けば書くほど難しいのですが、本作は見事にそれを実現してますよね。ライバルで親友の死で腐っていたところを、手紙を読んで立ち直るというまさに王道。
素晴らしかったです。
ところで詞の母のセリフ、「私詞のお母さんよ」、これは大学生相手の自己紹介にしてはさすがにちょっと常識的におかしいですよね。「詞の母です」とした方が自然かなと思います。
あ、ゆあんさんが同じ指摘してましたね。笑
こんばんは。企画から参りました薮坂です。
お題に対する火の玉ばりのストレート、見事でした。こういうライバルっていいですよね。0.1秒を争う関係がありありと浮かんで来て、本当に良い友達だったんだなぁと思いました。読後感も爽やかで、まるで夏のようなお話。素敵でした!
お題に真正面から取り組んだ作品でした。
汗と涙を感じる良作だったと思います。
1点だけ。
これは場所によって異なる可能性はあるのですが、お墓で詞の母といきなり遭遇するのも、母が手紙を持っているのも不自然な感じがします。納骨に立ち会っていないのなら、お墓の場所も分からないでしょうし。
線香をあげに自宅を訪ねる方が自然かもしれません。
はじめまして。
とても素敵な作品でしたので、応援コメントを。
まるで青春映画のような情景が浮かびました。青い空がまぶしいと思ったら、それは幸せな夢だった。現実はどんよりとした雨。お天気と葵の気持ちがリンクしていて、ぐいぐい惹きつけられました。そして、ラストで葵がまた走り出すことができたので、よかったぁ。
ラムネのような爽やかな作品をありがとうございました。
>「だって俺、死んでいるんだぜ?」
この一言で、詞の死と、彼と走っていた日々を夢に見るほどそれに囚われている葵を描いて、一転鮮やかに雨の場面へ切り替えるのが見事でした。
> 俺はお前の0.1秒先を走っている。いつも、自分の0.1秒先に俺が走っていると思ってくれ。
お互いが高め合い、前へと引っ張り合っていた関係性や、今後も葵は詞と走り続けるんだな、という未来が見える素敵なメッセージです。
短くまとまっているのに、ぐんぐんと推進する力があってまっすぐないい作品でした!
作者からの返信
ありがとうございます!結構さっと肉付けは考えた作品なのですが、まっすぐに書けたと自負してるので、そういっていただけて嬉しいです。
此度、自主企画へご参加頂きましてありがとうございます。
あらすじを真正面から捉えた作品ですね。大変うれしく思います。
まずは良い所として、はっとするような表現がいくつか見られました。
▶それから、俺は腐った。
この一言は、現在の葵の状態を表現するのにこれ以上ないほどふさわしいでしょう。一言ですが、美しいです。
また
▶天には虹が。大きな虹がかかっていた。
詞。お前は、そこを走っているのか?
「空に走る」を表現する良い内容だと思いました。お天気雨と虹、空に走るという要素を見事にまとめ上げていると思います。
そしてアイディアとして、「死んだ相棒と共に走っているという夢」から始まるのも、ベタと言えばベタですが、使い所としては完璧だと思います。特にこの直後に、葵の腐った(あえてそういう表現しています)日々と感性が描かれることで、その対比がしっかりと出ていますよね。半身を失い人生がどうなったのか、その差分を感じさせられる内容でした。
一方で本企画は筆致企画ということで、筆致面で気になった点を指摘いたします。
出版業界の慣例として、
・改行を含まない場合、末尾の感嘆符(?・!)の後は全角空白を挿入する
が主流となっています。校正か担当編集に直されると思います。
また、言葉の吟味が不十分と感じられる部分がいくつかありました。
・私、詞のお母さんよ
→このシチュエーションなら、「◯◯詞の母です」
他にも当該シーンでは、生前に詞がお世話になっていたことをお礼するシーンなどがあってもよいかもしれません。社会人ならそうする可能性が高いからです。特に、葵に敬意を払っているのであれば。
・そんな高校時代を共に送った
→お互いにどうしてあっていたのかが直前に描写されているので、ちょっと違和感があります。
「そんな学生時代だった」とかで締めて良いかも。
・詞。お前は、そこを走っているのか?見ていろよ、いつまでも俺の0.1秒先を走れると思――
ここですが、ここは地の文から隔離されて「詞に対するセリフのようにも取れますよね。ならば、
▶――詞。
お前は、そこを走っているのか?
見ていろよ。いつまでも俺の0.1秒先を走れると思うな。
(中略)
で、そっちに俺も行ったら、その時は。
――お前の0.1秒先を。俺が走ってやるからな。
のように印象づけするのも良いかと思いました。
0.1秒が頻繁に登場し、本作のキーワードにもなりますが、あまりにも数が多いので、削減か言い直しがあるとより美しく感じます。
0.1秒分の差、手を伸ばせば届く、その背中を見る
……ちょっといい言葉が思いつきませんでしたが、その0.1秒の差の世界を二人は特別に呼んでいて、それが登場したりすると素敵かと思います。
また改行のタイミングが最適化どうか、表現が直接的過ぎないか、同じことを何度も言っていないか、などをより吟味することで、一層素敵な作品になるのではないでしょうか。
此度、筆致企画につき指摘しておりますが、私がコメントする場合は基本そのスタンスで、誰かにものを教えられるような立場でもありませんから、「そう思う人もいるんだなぁ」程度に受け止めていただければ幸いです。
とても爽やかな最後と、希望に満ちた映像が美しい作品でした。
改めまして、本企画にご参加頂きまして、ありがとうございました。
作者からの返信
たっぷりの感想とご指摘、ありがとうございます!私の悪い癖として、強調したい言葉を繰り返してしまう点があり、今回も気が付かぬうちに現れてしまったようで……あと、?や!は、開けてもいい、開けなくてもいい、両方の意見をいただいたことがあるので、あえて開けずに書いてみました。まあ、次回別の作品では、開けていきたいと思います。今回の自主企画、とても書いて楽しめたので、また、どこかで機会がありましたらやってみたく思います。では。こちらこそありがとうございました。
分かっていてもインパクトのある状況、言葉が最初に来てくれて良いですね。
正面から挑みにかかってくれる手紙も素敵です。
最後の三人称も良いのですが、急に視点が変わったのだけが惜しく感じました。
複数の改行か何かの印、それか……視点を飛ばすような描写があれば、違和感が無くて良かったな。と個人的に思いました。
作者からの返信
こんにちは。感想ありがとうございます。
確かに、ラスト◇で区切るかどうか、あまりたくさん文章中に◇をつけると不格好になるかなと思い、少し迷ったのですが、とりあえず区切ってみました。
確かに、いきなりですからね……まだまだ勉強中なので、記号区切り以外ですっきりと場面転換できたらいいなぁ…なんて思っています。
おはようございます。
企画からまいりました。蜜柑桜と申します。
レビューにある通り、企画のお題に真っ直ぐに取り組んだ作品ですね。
青年の友情という熱いものが詰まっていました。今年は甲子園も残念なことになってしまったけれど、ここでそれに似た、なんていうか、こうひたむきな思いを感じ取ることができました。