第11話 山下友美

 僕は困った。山下友美ちゃんという子からも好かれてしまった。それを瞳ちゃんに相談する。


大平純:「瞳ちゃん。どうしよう。」


上条瞳:「彼女いるって言ったら?」


大平純:「そうだね。」


 と、答えは簡単だった。で、友美ちゃんと話してみた。


山下友美:「純君。話って何?」


 友美ちゃんは期待したかのように言う。


大平純:「あ、あの、ご、ごめん。僕、彼女がいるんだ。」


山下友美:「でも、結婚するまでは不倫じゃないからね。」


 と、友美ちゃんは諦めなさそうだ。


大平純:「でも、今は、彼女の席は空いてないよ。」


山下友美:「で、彼女って誰?」


 と、友美ちゃんは興味深く聞く。


大平純:「真里亜ちゃん。」


山下友美:「羽生さん。なんで?」


大平純:「最初、僕のことを好きと言ってくれたから。」


山下友美:「ふーん。でも、私は諦めないから。」


 友美ちゃんはプライドが高いんだなと思った。






















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