病室から
「右近秀一(うちか しゅういち)さん!おはようございます!調子はいかがですかー?」
「あぁ…まあ、ぼちぼちです。」
「ご自宅で倒れられてからかなり回復しましたよねー!体温測りますねー!」
「あぁ…ええ。」
「…はい大丈夫ですねー。血圧も計っていきましょうねー」
「アッハイ…あの、その…」
「はいー?何でしょうー?」
「オレ…僕はいつ頃、退院出来ますかね…?」
「最近はどんどん回復されて行ってるので、もうそろそろだと思いますけどねー! 早く退院したいですよねー!はい、腕の布とりますねー!」
「…まあ、そうですね…早く親こ…」
「えっ?ハイ?何ですかー?」
「あっ、いや…早く退院して、親孝行した…しなくちゃって…思って。」
「それは良いことですねー!元気になったら親孝行出来ると良いですねー!はい、これで朝の測定は終わりですー。また昼頃来ますからねー。それでは失礼しますー!」カツカツカツ
「忙しそうだな…病院の人って。」
「親孝行か…今まで迷惑かけてたからな。…弟(アイツ)にも、迷惑かけてたのかな…なんかしてやるか…」
「そう言えばアイツ…今何に興味あるんかなぁ…」
「あの年だと、やっぱオンラインゲーム…とかかな?」
『再生終了』
→はじめから
つづきから
Life,Alina. toropoteto @toropoteto
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