第14話- 屋敷



見知らぬ村を散策中、道に迷ってしまった。

一軒の大きな屋敷に行き着いて、道を尋ねた。

そこの人はもう陽が暮れるから、泊まっていけと言う。

優しそうな笑顔に、それでは遠慮なく、と一晩厄介になることにした。


夕飯を馳走になり風呂まで入れてもらい、用意された布団に潜り込みすぐ眠りに落ちた。


夜中になんだか布団が重く生暖かく感じ、首の辺りも生暖かくだんだん重くなり締め付けられ、微かな獣臭がした。


夜明け近く首の痛みに跳ね起きると血が滴っていた。


よく見るとそこら中に小さな足跡があった。

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