第13話- きさらぎ駅の記憶
来年また帰ってくるよ。
駅まで送ろうか?
荷物もないし歩いていくよ。
手を振り坂道を下っていった。
駅に着き、こんなに近かったか?と思ったが 丁度来た車両に乗り込んだ。
列車が動き、暫くするとアナウンスが流れた
"次は弥生、弥生でございます"
毎月届いていた手紙が11通で止まった。
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