第15話- 呪われた絵


子供の頃から描いていたのは枯れ木や色の無い花。

でもどうしても人間が描けない。


ある時壁に波を描いたら部屋が水浸しになり、


床に落とし穴を描いたらお父さんが落ちた。


廊下にお母さんを描いたら半分溶け混んでしまった。


自分の部屋でキャンプファイヤーを描くと火事になり、周りにあった枯れ木の絵に燃え移った。


そして全部が燃え尽きた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る