第4話 20xx年4月1日(日)幸福について

小幡信一:じゃあ、次は幸福について、カモン行きます。

石井友子:そのカモンって何?

近藤春菜:家の印じゃない?

小幡信一:それは家紋。

横山輝:で、幸せって何?

小幡信一:お金。恋人、夢、この3つでしょう。

石井友子:人生金じゃないと言っている人に限って金があるんだよね。

小幡信一:実際お金は大事だよ。お金がなきゃ仕事ができない。

高橋伸男:確かに、架空の俺たちからじゃ金取れないしな。

横山輝:俺たちって亡霊か?

小幡信一:でも、金があれば、たいていのものは手に入るよね。

近藤春菜:恋人欲しいなあ。

小幡信一:仲人やってあげようか。

近藤春菜:恋人になるんじゃないのかい。

小幡信一:一応、このサークルは出会いの場であるから、好きなだけ恋愛はO.K.だよ。だけど、クレームが入ったら人物紹介で×がつくね。

横山輝:結構厳しいなあ。

小幡信一:出会いがあるだけましだと思うけどなあ。

石井友子:で、夢はどうなの?

小幡信一:サークルは幽霊部員だけだよね。

横山輝:まあ、気長に行こうや。

近藤春菜:でも、信一さんの大企業計画はいいアイデアだと思うけどなあ。

高橋伸男:確かに。できれば国益になる。

小幡信一:でかい夢だけどね。









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