第3話 20xx年4月1日(日)愛について

 そして話題が変わって、

小幡信一:で、次は愛についての詩をみんなで作りたいと思います。最初は適当にフレーズを言いまして、いくつか集まったフレーズを一つにまとめます。例えば、「君への思いは届かない」「君は答えてくれなかった」「君への思いは忘れない」「ひそかに心にしまいます」という感じに、この4つのフレーズを繋げると「君への思いは届かない 君は答えてくれなかった 君への思いは忘れない ひそかに心にしまいます」となるわけです。

横山輝:この文章はつなげるというより「」を取っただけじゃん。

高橋美奈子:まだ、ボケてるのでは?

小幡信一:わかりましたでしょうか。

高橋伸男:何となく

小幡信一:では、なにか、フレーズ、カモン。

石井友子:じゃあ、「思いを託したこの手紙」

小幡信一:ハイ次。

横山輝:「君は今読んでるかい」

小幡信一:「君にわかって欲しいんだ」

近藤春菜:「私が大事にしているもの」

小幡信一:いい感じですねえ。中国語だったらいい漢字ですねえだね。

高橋伸男:よく思いつきますね。

小幡信一:では、続きいきましょう。

石井友子:どこへ?

小幡信一:「愛の国」

高橋美奈子:なんで答えがあるの?

横山輝:普通ここで突っ込むよな。その行くじゃないって。

近藤春菜:でも愛の国っていいですね。

小幡信一:じゃあ、タイトルを「愛の国」と行きましょう。

石井友子:えー。

横山輝:そうきたか。

小幡信一:じゃあ、行きましょう。青春十八切符で。

高橋伸男:なんだそりゃ。

石井友子:「愛の電車に乗り込んで」

横山輝:なにー。始まったのか。

小幡信一:「君の城まで飛んでいく」

高橋伸男:「君は待っていたんだね」

高橋美奈子:「私がここに来ることを」

と、こんな感じに進んでいった。


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