第0話さて、行きましょうか


『ごめんなさいッ。』

ふわっと光ったと思うといきなり

土下座をしてきた。


…いや、どちらさま‥?

『あ、申し遅れました。

私は、f5・3ftです。』


…え、えっ、なんて?

『っあ、分かりやすく言うと、神様的な存在ですね』

…どうしよう、変出者?…

『違います…いたって正常です

えっと、まずお話を聞いてもらいますか?』


……なんじゃそりゃ、

自称神様の話を聞くと、

私が不幸、いやなかなか人に認められなかった理由に、この人(?)の仲間が関係しているみたい



それで、私はもう死んだと、

あんなに苦労して、働き続けた結果が過労死だと、、


『…ごめんなさい。』

今にも泣きそうな顔で下を見る。


あ〜かわいいなぁーこんちくしょう!

「あなたのせいでないのでしょ、

私は、私は辛いこともあったけど、

あなたを恨んではいないわ」


そう、もし怒りたくなってもこの人でなくて、原因となった仲間さんのほうだ。


それにもう、疲れたよ、


『…ありがとう、ございます、

あの、その、私が管理している世界で暮らしませんか。』

…はい?

『あなたは綺麗だから、

前のあなたの姿は 使えないけど、

新しい姿でもう一度、今度はあなたがしたいように生きなさい。』


『 もう、時間なの、ごめんね。

幸せに生きて、

あなたのしたいように…』


っえ?

また、意識が遠のいていく、

何だか、優しいのに包まれて言った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『行ったかの、』

『えぇ、少し強引だったけど、彼女の場合

辞退します。とか言いそうだったから』

『…そうじゃの、しかし、』

『えぇ、あのバカ、あんなに綺麗な人をあそこまで壊れるまでするとは…』

『少しあやつと話す必要があるかもな、』

『人は、人は多少は、しょうがなくても、

全て平等に困難や幸せがやってくる、

なのに彼女は、あんなに苦労したのに……』

『…そうじゃの、こっちで幸せになってくれたらいいのじゃが』

『見守っるわよ、彼女のことを、』

『あぁ、そうじゃの、』


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る