悪役令嬢は幸せになりたい

@sirayukihime

プロローグ

両親を早くに亡くした私は気難しい祖父母に引き取ってもらった。


「そんなこともあんたは出来ないのか」


「人前に出れるようなくらいのことは出来るようになってちょうだい」


そう小さい頃から祖父母に押し付けられ、

一人暮らしを始めてもなかなか心は解放されなかった。


ずっと、何かから追われ続けた。



ふと気がつくと壁のない部屋にいた。

ぷかぷかと、眠りに落ちていくかのように頭が働かない。

あぁ、ついに死んだのか……?




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