第14話 強敵②

 名前:黒野武 種族:人

 Lv:68 次のレベルまでの必要験値:6

 SP:450

 HP3400/3400 MP135/340

 STR:476

 DEF:340

 INT:340

 RES:340

 DEX:272

 AGI:544(×2)

 LUC:50


【スキル】

 家事(V) 剣術(V) 速度上昇(I) 膂力増強(I) 隠密(II) 鑑定(II) マップ(II) 敵感知(II) 物理軽減(I) 体幹強化(I) 手加減(I) 回復魔法(I) 火魔法(I) 身体強化(I) 鬼の咆哮(I) 


【ユニークスキル】

 成長限界突破 必要経験値超減少 獲得経験値超上昇 スキル強奪 

 遞ョ譌城?イ蛹門宛髯占ァ」髯(ロック中)ナビゲーター 千里眼 空間魔法(I)


【称号】

 先駆者 挑戦者 先駆け 高速 韋駄天


 現段階では、MPが135。[身体強化]を継続できるのは4分半。まず、【鑑定】で敵のステータスを確認する。


 名前:なし 種族:大鬼オーガ上位種

 Lv:70


 HP4495/4500 MP95/100

 STR:800

 DEF:700

 INT:180

 RES:450

 DEX:50

 AGI:500


【スキル】

 膂力増強(III) 鬼の咆哮(II) 硬化(II) 


 バケモンじゃねぇか。STR:800とか、攻撃もらったら一巻の終わりじゃん。


〈そうですね。[膂力増強]と、STR:800から繰り出される一撃はとんでもない威力だと思いますよ。[物理軽減]があっても、多分一撃だと思われます。〉


 だよな。とりあえず、[鬼の咆哮]でSTR上げつつ、[身体強化]と[高速]で戦うか。


〈あと、今回はレベルが相手のほうが上なので、[挑戦者]の効果も発動しますね。ただ、それでもやばいですね。DEF:700なので、自分の攻撃の威力は、一撃あたりよくて776といったところでしょうか。[先駆け]でのダメージを含めたら、最大1164ぐらいでしょう。[硬化]もありますので、使われるとさらにダメージは下がります。〉


 4分半の間に相手の攻撃をすべてよけながら、最低6回剣を振って当てるゲームなわけだ。掛け金は互いの命、いや、俺たちは命二人分か。

 一撃目は[先駆け]で威力が上がる。そこで腕の一本でも持って行って安全マージンを確保しないと危ない。

普通のオーガの時はソロだったから気にしなくてよかった、「守る」ものがある。

なら、まずとるべき行動は。


「蕾、親父や隼人に連絡を頼む。」


蕾は、隼人の連絡先は持ってるはずだ。


「分かりました。・・・?あ、圏外ですっ!」


「くそっ、まだ生きてるかと思ったんだが、もう電話回線はアウトか…。」


基地局か、交換局がやられたのだろう。そうなってくると、電気やガス、水道なんかも怪しくなってくるだろう。思っていたよりも、文明の崩壊が早く起こるかもしれない。


さて、どうしたものか。


〈マスター、[念話]スキルをとれば、連絡は可能だと思います。あと、相手の[鬼の咆哮]対策に、[恐怖耐性]の取得をお勧めします。〉


了解、[念話]と[恐怖耐性]ね。


『スキル[念話]を獲得しました。』

『スキル[恐怖耐性]を獲得しました。』


{親父、聞こえるか?}


{こいつ、直接脳内にっ!}


{聞こえるみたいだな、今、俺たちのほうにもう一匹のオーガが出た。普通に戦っても、回避メインでジリ貧だ、なるべく一撃の威力が上げたいから、隼人の付与エンチャントが欲しい。できたら来てほしい。}


{分かった、今はどこにいる?}


{四階の会議室前だ。隼人に案内してもらってくれ。}


さて、取り敢えず、親父たちが到着するまでは避けに徹するかね。せっかく一撃目は[先駆け]で威力が上がるんだ、せっかくなら一番いいコンディションで使いたい。


「蕾、今から親父たちが来るまで耐える。すこし離れててくれ。」


さぁて、何分で来てくれるだろうか。いったんは[身体強化]なしで立ち回って、MPを温存だな。とりあえず、避けることだけに集中だ。






 ***(作者の話、読む必要はないです。)

 こんにちは、作者です。一応ダメージ計算の方法を。

【(攻撃側STR-防御側DEF)×攻撃側スキル(称号)倍率÷防御側スキル(称号)軽減率±α】です。±αの部分はストーリー調整の都合をつけるためですね。あって25までにしようと思います。

 例として、主人公のスキルや称号の倍率載せていきます。


 剣術(V)   剣を用いた攻撃に×1.5(スキルレベルに応じて、0.1ずつ上昇)

 膂力増強(I) 腕を用いる攻撃に×1.5(スキルレベルに応じて、0.5ずつ上昇)

 身体強化(I) STR他HP、MPを除くステータスにそれぞれ×1.25(スキルレベルに応じて0.25ずつ上昇) 

 鬼の咆哮(I) 相手が格上の時STRに×1.25(スキルレベルに応じて×1.25ずつ上昇)

 物理軽減(I) 物理攻撃を÷1.5(スキルレベルに応じて0.5ずつ上昇)


 挑戦者    相手が格上の時STR他HP、MPを除くステータスにそれぞれ×1.25

 先駆け    一撃目の攻撃に×1.5

 韋駄天    攻撃が加速、副次効果で威力上昇×1.5で計算


 こんな感じです。身体強化は10話で、5割の強化、と言っていますが、STRとAGI合わせて5割ほどということです。一応すべてのステータスに倍率は乗りますが、その時に使いそうなステータスがその2つだったからといった感じです。

 あと、ステータスに追加を忘れていたスキルがあったり、名前が変わっているスキルなどがあったので、13話以前に一部修正が入っていますが、ストーリーには関係ないので一応報告のみさせていただきます。

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