おまけ(アキラ編)

いつからこんな事になっちゃったんだろうな。

気が付いたら鬱になってた、リスカしてた、自殺だってしようとした。

今考えたら俺がこうなるのは必然だったんじゃないかって思う。

昔から流血ものが大好物だったけどリスカする勇気がなかった。

自殺だって未遂で終わったけどまさか自分かするなんて考えもしなかった。

なのに今じゃこの有様だ。

人間なんてどうせいつか死ぬ、当たり前のことだ。

何故自殺という行為は悪なのか、俺には疑問でしかなかった。

そんな非生産的な事をひたすら考えてた。

だけどあいつらが来てからすべて変わった。

一見アホの塊にしか見えないのになぜか俺に元気を与えてくれた。

いまじゃ写真っていう新しい趣味もできた。

今の俺がいつのは全部あいつらのお陰なんだよ。



―――だからこんなところで死なせたりしないからな。

     大人になってまた楽しく話すためなら俺は命だって捨ててやるよ―――

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る