おまけ(植村編)
いつも俺の周りにはあいつらがいた。
息をするように煽ってくるし、死ぬほどムカつく。
何回か本気で絶交しようかと考えた。
でも、どこか憎めなかった。
修学旅行でやらかした時も、またいつもみたいに煽り散らかして無視されるのかと思った。
だけどあいつらは根は優しくて、見かけによらず繊細なんだなって思った
気が付いたら遊ぶときはいつも一緒だったし、煽ってきても怒りを感じなくなった
友達ってこういうものなんだなって初めて知った。
だから、卒業して離れるのは少し寂しかったよ。
でも社会に出たら別れなんて数えきれないほど経験するだろうしあまり考えないことにした。
でもせめて、卒業前のこの打ち上げだけでも思いっきり楽しもうと思ったのに
―――なんで こ んな 事にな っちゃ ったん だろう な――
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