第27話 燐はある魔法を使うと動けなくなる。なるほど

俺はある事が気になっていた。

イリアならおっぱい触らせてくれるかもと。

どんだけおっぱい触りたいんだって話だけど......なんでだろうね。

「お兄ちゃん、そろそろもっといい魔法覚えたら?」

時刻は8時ぐらい。

俺は自室で本を読んでいた。

しかも俺の部屋にはなぜか燐がいる。

「そうねー......例えば、どういうのがいいの?」

俺は燐の顔を見ながら言う。

「そうだなー......例えば、ウィザードとか?それとも......ケビンとかかな」

「あー......難しいな......」

正直な所、魔法を覚えるのは簡単ではない。

燐は女神なので、大抵の魔法は持っている。

いつの日か行ったミリエンの女神であるメイは、ほとんどの魔法を持っているので、燐の上位互換的な存在だった。

一言で言うならば、最強の女神と言ってもいいんじゃないか。

まあでも、メイよりも上っていうのがいるんだろうなきっと。

例えば、サンティール・ゴアーズとか。

そんな所には、完璧な女神もとい魔王がいるのだろう。

俺は最終的にそこに行くことになっている。

「それじゃー、今から魔法覚えようよっ」

燐は笑顔で俺の方を向いて言う。

「うーん......まあ、燐がいるなら......」

俺は煮え切らないながらも燐が言ったことに了承した。


「――それで、これが......?」

「そうそう、で、こっちも覚えないとねー」

「......ふぅ」

最初に言おう。

こんなの頭がパンクするぞ。

どういう事かというと、覚えることがいっぱいあるので覚えきれなくなっている。

「一つ聞くけど、燐はどうやってこんなの覚えたの?」

「うーん、まあ基本的には勉強はしたけど......んじゃあ、これ使ってみる?」

すると燐は謎の詠唱を唱えていた。

「ちょ、ちょっと燐さん!?な、なにして――」

そしてあたり一面に光が走った。

「これでどうかな?」

「な、何したの?」

「えっと、覚えたいものを一瞬で覚える魔法だよ」

「そんなのあるのか......」

「多分、ウィザードとかケビンらへんは使えると思うよ。あと、この魔法使っちゃうと、私しばらくの間動けなくなるからよろしくね」

燐はなぜかその場に倒れこんでいた。

「あ、あー......つまり燐の世話をしろと?」

「そう」

これまたとんでもない魔法だな......。

つまり一日一回と考えた方がいいらしい。

「とりあえず、お兄ちゃん、トイレ行きたいー」

......マジか。

つまり、燐をおんぶしてトイレまで行かないといけない。

トイレに行ったとして......その後だよな。

......そんなのしていいのだろうか?

「んっ、早くしてー。お兄ちゃんがいいなら、ここで漏らしちゃうよー?」

燐は首を動かして俺を見る。

動けないのは体の方らしい。

話を戻すが、ここで漏らされると後片付けが大変である。

じゃあトイレまで行くのか?

......難しい。

言っちゃえば、トイレまで行く方が圧倒的に良いと思うが、燐の......アレを見る羽目になる。

じゃあ燐をこのままにしておくのか?

そうなると、燐の方が圧倒的に嫌だろう。

パンツとかさ......。

燐か自分か......。

「......分かったよ」

俺は若干嫌がりながらも、燐をおんぶしてトイレまで行った。

「はい、後はいいよな?」

俺は燐をトイレの便座に座らせると立ち去ろうとした。

「......待って」

すると燐は俺に声をかける。

「......ぱ、パンツ......」

恐れていたことが起きた。

考えてみればそうだろう。

首以外は動かせない燐は、自分でパンツとかを下ろせないはずだと。

「あ、あうぅ......っ」

燐の顔を見ると、ちょっと涙目になっていた。

......ですよね。

「......じ、じゃあやるぞ?」

「......ん......」

俺は一応燐に確認を取ると、燐は少し声を漏らし頷いてくれた。

「............」

俺は無言で、目をギュッと瞑りながら燐の太ももら辺を触っていった。

「......あ、んっ......」

変な声出さないでくれ!

こ、こっちは真剣にやってるのに......なんか、卑猥な感じになっちゃうから!

俺はそのまま上ら辺に手を伸ばしていく。

「ひゃっ!?」

すると燐は大きな声を上げてしまった。

「あ、ご、ごめんなさい!?」

俺は反射的に謝る。

「......だ、大丈夫、ち、ちょっとビックリしただけ......」

上ら辺と言う事は......自分で考えてみてくれ。

まあ......ここでは絶対に書けないんだけどね......。

「......こ、これか......?」

すると燐の腰ら辺には、布のような紐があった。

多分これが燐のパンツだろう。

さすがに目は開けられない。

見たくても、そこはじっと我慢だ。

我慢をした先にはご褒美が待っていると考える事。

俺はただそのことだけを考えていた。

燐だからと言っても、相手は女の子。

ここで見たら終わったのと当然だろう。

だから俺は我慢した。

「......あ......っ」

すると燐からは声が漏れた。

それと同時にパンツと思えるものが降りていった。

パンツが降りると、甘い香りが鼻にきた。

この甘い香りというのは何なのかは分からないが......。

「......ん.....も、もういいよお兄ちゃん」

「......ふぅ」

俺は全身汗ばんでいた。

緊張、そして見たら終わりという恐怖感。

それらがこの汗なのだろう。

体感的には、1時間ほど欲望と格闘していたと思う。

「じ、じゃあ、また後でな」

「う、うん......あ、あと、おしっこの後もよろしくね......?」

「.........................」

俺は終わったと思った。








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