第25話 金よりも妹 妹よりもロリ

「お兄ちゃんの寝顔可愛い......」

俺の耳元でそんな声が聞こえる。

そして俺の耳に吹きかかる吐息。

俺は少しビクッとなりながらも寝ていた。

「むぅぅ、起きないなら耳食べちゃうよ?」

そしてなぜか俺の耳はあったかい所に行っていた。

と言いつつも、俺はちゃんと起きている。

このまま寝ていたら燐はどんなことをしてくるかなって。

「起きないってことは......おちんちん食べていいってことだよね?」

待て、それだけはやめてくれ。

そんなことをしたら、この小説18禁になっちゃうだろ。

(......メタ発言しないでくれ......byゆん)

.......................。

「それじゃあー、あ――」

「待ってくれ!」

「きゃっ!?」

そしてなぜだか、俺は燐を押し倒してしまった。

あの多分......起き上がった反動で......じゃないかな。

「......あ、あの......お兄ちゃん?」

燐はそう言いながら顔を赤くして視線をそらす。

「んっ......ど、どうしたの?もしかして、私とエッチしたくなっちゃった?」

「ち、違う!」

俺は勿論否定する。

「じゃあキスしたくなったの?し、仕方ないなー......お、お兄ちゃんがしたいって言うなら、良いけど......?」

すると燐はなぜか自ら目をつぶる。

これってキスしていいの?

燐は依然として目をつぶり静かにしている。

でも、息が荒くなっている感じがる。

まるで、早くしてほしいようにさ。

「......ええと......」

俺は燐の手を握ったまま考える。

考えても何かが出てくることは無かった。

燐は早くキスをしたいように息を荒くしている。

燐をこのまま放っておいてもいいのか?

「――んっ!?」

勿論答えは、キスをするだ。

キスをすると燐はびっくりした感じで声を出した。

「んっ、ふぁぁ......ぷはぁぁ......」

俺は燐を見るとなぜか燐の顔はエロくなっていた。


さて話は変わって、イリアの店。

「いらっしゃ~い」

イリアの店は繁盛していたらしい。

というか座る場所がないくらいに、もうすっかり埋まっていたのだ。

「あっ、ごめんね~、席空くまで待っててね~」

イリアはこちらを見ながら言う。

あいにく席はもう無いので、燐と一緒に席が空くまで立って待っていた。

「はい、こっち~」

数分待つと、イリアが俺の方に近寄ってきた。

イリアが先導するので俺と燐は後ろをついて行った。

「ご注文は~?」

「えっと......じゃあコーヒーと、パンお願いします」

「は~い、ちょっと待っててね~」

イリアは元気よく返事をすると、厨房の方に消えて行った。

なぜかイリアはメイドのコスプレをして接客をしていた。

しかもなぜかスカートが異様に短いのは気のせいだろうか......?

うーん、やっぱ異世界って分からん。

そのスカート燐が穿いたらどうなるんだろうか......?

と燐の方を見なから思ってしまった。

『イリアちゃん今日も可愛いね!その、スカートめくってよ』

「え~、ダメだってば~」

「......これはヤバい」

しかもイリアはその言葉聞いて嬉しそうにしているし!

......一応言っておくが、イリアは性欲が強いらしい。

「あははっ、もうお客さんってば~」

しかもスカートめくられそうになってるし!

「ちょ、ちょっと!イリアってば!」

「あ、燐~どうしたの?」

「どうしたのじゃないっ!ちょっとこっち来て!」

『その、君も可愛いねー!』

「......あんまり調子に乗ると、魔法ぶっ放すよ?あと、喋れないようにも出来るんだけど、どう?」

「......これもヤバい」

燐が怒ると怖いことはよーく分かった。

だから今後は絶対に怒らせないようにしないとね......逆に、俺が死ぬ羽目になるからね。

燐はイリアの手を引っ張り俺がいる席へと戻ってきて、その後は、イリアに何かの説教みたいなのをしていた。








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