第15話 良い展開って無いんですかね

「......はぁぁ、やることないなー......」

最初は私の視点から。

(番外編であったけど、燐の視点も入れてもいいと思い入れました......byゆん)

まあ、最初にも言ったけどやることが無くて暇。

でも、私にはお兄ちゃんがいるし、何かしてくれるんだろうなって思ってた。

「......良い展開ね......なんかないかな......」

お兄ちゃんは、私の隣でずっと何か言ってる。

私は、無言でお兄ちゃんの腕に抱き着いた。

「......うーん......?」

すると、お兄ちゃんは私の頭を撫でてくれた。

「......そうだ、今まで行ったことない所に行って見ようよ」

すると、お兄ちゃんがそんなことを言い出したので私はちょっとビックリした。

「あー、うん。いいけど、どこ行くー?」

「どこでもいいけど、燐が行きたいところでいいよ」

お兄ちゃんはそう言うので、私はどこに行くかを考えた。

「それじゃー......ミリエンって所行こうよ」

「あ、うん」

とりあえず私は、ミリエンに行くことを考えた。

その後、私とお兄ちゃんは車でミリエンに行くことにした。


「......なんか変わってるな」

ミリエンについた俺と燐。

ミリエンに関しては、なんというか......空を飛んでいる人もいるし、尻尾が生えている人もいた。

まさにサキュバスって感じ。

「まーそうだね。ミリエンに関しては、サキュバス発祥の地とかって言われてるからねー」

「ふーん......?」

発祥の地ってなんだ。

「とりあえずー、サキュバス見ていく?」

「えっ!?」

ていうかサキュバスって見れるものなのか?

「あ、でも、その店って夜しかやってないんだった......どうする?なんなら、私がサキュバスになってもいいけどー?」

「お、お願いします!」

もちろん俺は即答した。


「サキュバスについては、今夜のお楽しみってことでー......とりあえず、見て回ろうよ」

「なんだよ、今夜か......まあいいけど......」

「ふひひっ、今やってほしい?」

「できれば......」

「ふーん、今してほしいんだー」

すると燐の顔が俺の近くまで来る。

キスできるほどの近さで燐の顔があった。

「......もしかして、キスされるかもって思った?」

「......うん」

「私、前に言ったでしょ?キスはまだだってー」

「言ったけど......」

それでも俺は燐とキスしたい。

「......んもぅ、仕方ないなー。そんなにキスしたいなら、今夜ね?......は、恥ずかしいけど......」

「は、はい!」

俺は燐とキスが出来ることになった。

それはそうと、ミリエンについては、人の種類と言うか違かった。

あとは......行きかう人たちが、謎の飲み物を飲みながら歩いていた。

俺が飲んでいるツヒールとかじゃなくてな。

さて、数分歩くと燐が立ちどまった。

「そう言えばお腹空かない?」

「あー......うん。たしかに空いたかな......」

「それじゃあ、あそこ行こうよ」

「え?あ......」

毎度のことながら、ご飯屋さんに俺は燐に手を引かれて行った。

......なんか、ワンパターンなんだよなー......。

(そもそも、何を書けばいいのかが分からない。なので、いつもワンパターンになってしまう......byゆん)

ふーん、そうなんだね。

とりあえずその店に入ると、普通の居酒屋みたいだった。

「とりあえず......これ頂戴」

「あ、うん。お兄さんは?」

「俺は......燐と同じのでいいかな......」

「それじゃあ、ちょっと待っててね」

「......あの人知り合い?」

「そうだけどー?」

店員と普通に話す燐が不自然だったので俺は聞いてみた。

知り合いね......燐の知り合いって結構いるんだな。

「あの人は、クーリンっていう人だよ」

「え?女の子じゃないの?」

「あー......まあ見た目はそうだけど、ついているものが違うんだよねー」

ついているものとは......?

あー、何となくわかった。

つまり、男子にはあるもの、そして......マジか。

「へ、へぇぇ......」

俺は苦笑いをするしかなかった。

「はいどうぞー」

「あ、クーリンちょっと......」

「え?何か用?」

すると、燐とクーリンはヒソヒソと何かを話していた。

「......それじゃあ早くね?」

「う、うん。わ、分かったよ......」

俺には何の話か分からなかった。

とりあえず俺は、ご飯を食べて行った。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る