裏切り
◎いままでのあらすじ◎
人類がアームヘッドを開発し数万年、人類の大多数が宇宙へ去ったヘブンを支配していたのはアームヘッドだった!残された少数の人類はアームヘッドととの苦しい戦いを強いられていた。そしてそこに宇宙へ旅立った人類の一部が変わり果てた姿で帰還し双方を襲い始めた!
「マン・アフター・アームヘッド」
裏切り
人類のムラ・・・。「長老!アームヘッドです」物語は少し遡るのだ。「なんじゃと!」長老は思案した。ムラは戦闘区域から離れている。カイ族のシビルヘッドや吸血鬼の傭兵の紋駆アームヘッドがいるのでここまで軍勢が来るはずはない。「どんなアームヘッドじゃ」「ウンブリエルです」「なんじゃと!」
目の前にウンブリエル。竹槍を構えるムラビト。「ウンブリエル!アームヘッドの親玉のお前が一人でなんのようじゃ?」長老が尋ねた。「俺が話そう」ウンブリエルのコクピットが開きカエルスが姿を現した。「カエルス?貴様行方不明になったはず?」「ウンブリエルと戦っていた」「なるほど」
ウンブリエルの任者となったのか?ウンブリエルと同調できる味方がいればムラは拡張が出来る・・・。「俺達は共に宇宙野郎と戦うことにした」「は?」「黒いアームヘッドだ」・・・噂で聞いていた不気味な敵。ムラも時折襲われていたのだ。「あれは貴様らの仲間ではないと」「然り」
「ウンブリエルとハーシェル王国は宇宙野郎を倒すまで人類は襲わぬと誓った」「信用出来るのか?」「・・・一つ約束しよう」ウンブリエルが語った。「なんだ」「私と私の軍勢はこれ以降、戦争が終わっても貴殿らを襲いはせぬ」「なんじゃと?」「私はもとよりアームヘッドとの戦に誉れを感じている」
「信頼できるのか?」「では今から貴殿の悩みの一つを解消しよう」「なんじゃと?」ムラはハッピースレイブとの戦争で人類とアームヘッドの同盟が結ばれようとしていた時もまだアームヘッド側に襲われていたのだ。それを倒しなんとか信頼してもらえた。だが本当の問題はこれからだったのだ。
そして現在、トンドル共和国が参戦しハッピースレイブたち宇宙野郎を押し始めた時だ。ムラを襲っていた黒幕が判明した。「オベロン卿・・・」ウンブリエルの前にはオベロンが立っていた。「オベロン卿、やはりあなたは人類と組むつもりはない、滅ぼす気ですか?」「ウンブリエル卿、そうではないのだ」
「私の目的を教えよう、カエルス」オベロンのコクピットが開き、ウラヌス・ハーシェルがその姿を現した。「私はタイムスリップ教団によりこの時代の支配を認められた」
「マン・アフター・アームヘッド」
裏切り
終わり
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