第13話(暫定箇条書き)

###第13話


・1

1:今回のAZIS炎上は前回や今までのレベルとは違い、エウロペの知名度もあって収まる気配がない。

2:この状況を見たアンリミテッドは、バーチャルドライバーの運営へ直接問い合わせを行う。当然だが、エウロペとは無関係な話題で。

3:運営サイドも、アンリミテッドの問い合わせに対して「それは事実ではない」と答える。そして、アンリミテッドはある行動に出た。

4:彼が利用としたもの、それはバーチャルアイドルだったのである。WEB小説サイトで、とある作品を発見し、その登場人物を利用しようと実行に移す。



・2

1:アンリミテッドが利用したもの、それは『不正破壊者の我侭姫』に登場するデンドロビウムだった。これには他の芸能事務所も黙っていなかった。

2:別の意味でも二次創作のバーチャルアイドルと認識されるようなものだが、芸能事務所が懸念していたのはそこではない。バーチャルドライバーの運営が起こしたリアクションにあった。

3:バーチャルドライバ運営はアンノウンの正体を公表した上で「広告会社の悪質な炎上ビジネスを変える」と明言し、デンドロビウムと手を組むと発表したからである。

4:この発表を受け、様々な芸能事務所がバーチャルドライバーに参戦、中には離れる事務所やプレイヤーもいたが……人それぞれなので、そこに個人が介入することはなかった。



・3

1:バーチャルドライバーは、イースポーツ分野への進出を視野に入れていたゲームだったのだが、ここでまさかの展開になったことにはフリーゲーマー同盟も困惑する。

2:それでも今はノンスポンサーウェポンを手にすることの方が先決になっていた。その理由が、一部芸能事務所のコンテンツごり押し炎上商法の繰り返しをバーチャルドライバーで起こると考えていたからである。

3:デンドロビウムの出現、それが意味しているものが特定コンテンツを炎上させる目的ではなく……別にあることもフリーゲーマー同盟も知っていた。

4:しかし、それとは別にデンドロビウムの動きを警戒している人物がいた。それはクー・フーリン。アオイドスが暫定所属している芸能事務所のアイドル兼ゲーマーである。

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