第18話 勇者冒険する ②


ギルドから出発してから3時間後、


普通に歩いていると盗賊が探す手間なくあったから出てきてくれた。


出会い頭、私の体を舐めずり回すかのようにニヤニヤまだしたから戦闘開始。


その5分後、




現在



「ねぇ、今まで何人やってきたんです?」


「襲った数なんて覚えてねぇよ!!ああもうイライラする!おいピンク女ケツ貸せよ!」



「…今なんつった?」ゴゴゴゴ


「「「ヒイッッ!!!!!!」」」


「負けた挙句にケツ貸せだとぉ?いい度胸してんなぁ、生憎このケツを捧げる人は決まってんだよ!」


「なんだとぉ!?」

「ああぁあ?」






5分後




「…しゅみましぇん…しゃへれないでしゅ」


カシラの顔を殴りまくって5分が経った。

ボコボコにしたので流石に懲りたのか、素直にいうことを聞くようになったわ、


あ、ケツとか言ってごめんなさい…



「あ、そういやお金って持ってる?」


「いや、奪ってすぐに使ったのでないです」


「あるなら早く持ってこいよ?」ゴゴゴゴ


「は、はい!ピンクの姉御!」


「誰がピンクの姉御じゃ」


私がこんな喋り方なのは…昔、口の悪い人の家に何回も言ってたからなんだけどなぁ…

なんか恥ずかしい














「あ!セリナさん!おかえりなさいませ!!」

「あ、エンシルさん。クエスト達成出来ました」


「あのぉ…討伐証明は小指でいいんですけど…」


「あ、あいつらが何回もピンクの姉御って呼ぶんでお頭の手首から上持ってきました」


「は、はぁ…そうですか…」


あ、これ引かれてるね。ごめんねエンシルさん…私外観は綺麗でも中身は激しいからね…





私はクエスト成功の報酬12万バルツと盗賊からの臨時報酬141万バルツを持って宿への帰路についた。


場所は変わって宿



私はクエスト達成の報酬を並べてそのお金を見つめていた。


人間族間で使われている通貨はバルツ。

日本と同じで1000バルツまでは紙幣。100単位のお金は硬貨に分かれる。


私の前に置かれている12万バルツの札を見て物思いにふけっていた。


8歳児が稼いだお金…

しかも12万も…


「えへへ〜…お金かぁ…稼いで置いて損はないよね〜」


あと、魔大陸に行くなら人間族の学校には行けないし…

あ、学校なら魔大陸にもあるか!

それならリリーネさんとも行けるし〜


よし!入学資金を稼ごう!!







ということで翌日。

服屋さんによって可愛らしい白のワンピースを購入した。結構なブランドだったらしく一着 2万5000バルツだった。

うん、これはオシャレ着にしよう〜!


「ねぇねぇ、あの子可愛くない?」

「ほんとだ!モデルさんみたいだねぇ…」

「あのピンクの髪の毛……綺麗〜」


店の中にいる女性客の大半が私のことを見ているようで…

んーなんか恥ずかしい…


私はワンピースの他に、動きやすい服やクエストように使う服を購入してその場を後にした。


さて、クエスト行きましょうか!





___________________________________



所持金 153万バルツ→145万2000バルツ

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