第3話 新しい命の価値 ①
僕が新しく命をもらってから5年の月日がたった。もう僕は人間ではなく魔人になった。
この5年間見てきた世界は……もう本当に涙が出るくらい素晴らしかった。
自分の見る限り自分の姿は、対して人間とかけ離れていることはなかったが、耳がちょっと尖っていたり、目の色が深紅で正直カッコいい。
そして新しい家族。父さんは優しくて強い。母さんは女神様と思えるほど美しくかつ偉大で…。妹はほんとに可愛い…
本当にここに生を受けてよかったなって気がする。
今日は僕の5歳の誕生日…
今日は誕生日でもあるのだが…お見合いの日でもある。
「いいか、モロハ。今日お見合いするのは子爵家のご令嬢だよ?こっちが公爵家だからって威張っちゃいけない。まぁこんなこと言わなくてもモロハはわかるもんな」
「はい!お父様! そのご令嬢って…その…可愛いですか?」
「ふっ…はっはっはっは〜!! やっぱりモロハは面白いな、あぁ、美人さんだよ」
「ありがとうございますお父様!」
『モーちゃんは可愛い子が好きなの?』
「あ、お母様……まぁ…その…はい…」
『ふふっ、やっぱりモーちゃんは可愛いわね…その子に取られちゃったら私嫉妬しちゃうかもね』
そう、自分で言うのは恥ずかしいがうちの母さんは僕にメロメロなのだ。
しかもモーちゃんにモロハとか、偶然なわけがないよね…
『兄さん…私がいながら…他の女の子と結婚するの?』
「いや、兄妹だから無理でしょ?」
『いやいや、そんなの関係ないというか魔界は兄妹婚も認められてるよ?』
「へ?そうなのアリア」
『へ?って…私は結婚したいな』
この子…いうことが5歳には思えん。
あ,ちなみに双子です。
そんなこんなでお見合いの時間になった。
どうしようどうしよう!緊張してきた…
でも…リリーネとのあの約束は…どうなったんだろな…
『ご主人様、モロハ様。お嬢様が到着いたしました。』
1人の執事がそういうと家の玄関が開かれ1人の少女と男性が現れた。その少女は僕を凝視して口パクをしている。
その口パクは、《大好き》と言っているようだった。
お父さんたちが少し話すということで、僕と少女は違う部屋に移ることになった。
「…………」
『…………』
き、気まずい!とてつもない美少女だし…でも…この感じはもしかして…
「…は、はじめまして?ですかね,僕はモロハ・ガン・アストラリンです。よろしくお願いします」
『お久しぶりです。モロハ様。私はリリーネ・ガン・エーデリンネです。』
少し自己紹介で間が空き…
「………ふっ、フハハッ」
『………ふっ、ふふふっ」
「お久しぶりです、リリーネさん」ボソッ
『お久しぶり、諸刃くん…やっとだね///』
「はい、よろしくお願いします!」
『ちょっと待った!これからは婚約者なんだからタメ口にしてね〜』
「あ,はい…あ、うん!」
「よろしくね、」
ということで僕たちは婚約することになった。もちろんリリーネは女神オルトリオーネ様だ。
僕が一目惚れで見た瞬間にプロポーズしたのは黒歴史だよ…
子爵家と公爵家での話もつき、15歳の成人と同時に結婚。リリーネが嫁入りということになった。
もちろんそれまでにもデートとか、家に行ったりしてもオッケーということらしい。
もちろん…えっちぃことでも…
んんっん!
そんなことは一旦置いておいて、まぁまだ5歳だしそんなこと起こることがないと両親も見ているらしい。
魔族は体の成長が早いため5歳であっても男は平均160センチ。女は145センチもあるのだ。
前世の記憶がある僕は気をつけないとだね…
※ 文章が読みにくくてすみません…
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