第2話 君の望み… ②

『じゃあ,転生の準備に進むね!ほんとに魔人族でいいの?本当に本当に??』


「いいですって、というかそんなに聞かれると心配になるんですが……魔人族って何なんですか?」


『あ,そうだね〜 じゃあそこに座って!』


 ボフッ…

 あっ……素晴らしい…


『じゃあ始まるよ。魔人族っていうのは,言わば魔族の中の王家や貴族に属する種族なんだよ。魔人は魔族の血が濃くて純血の種族と言われてるの。だから人間族から嫌われてる魔族のトップってことだね、だから大変ってこと』


「でもそれって人間族と接しなかったらいいんじゃないですか?」


『いや,そうもいかないんだよ…人間と魔族はしょっちゅうぶつかっててね、魔人は表舞台に絶対出なきゃいけないんだよね』


「…そう、なんですね」


 それは正直嫌だが…

 それでもやっぱりこの身体がいい!


「でもやっぱりこれでお願いします!」

『うん!わかったよ、』



 リリーネさんは何か光のパネルを操作してぶつくさぶつくさ、独り言を言っていた。

 悩んでいる顔はちょっと可愛……

 美しかった。さすが美の女神だけはあるな…

 あ,僕はなんて失礼なことを!?


『よし!設定が完了したよ、じゃあ早速あっちに送信します。諸刃くんが無事についたら上司に頼んでくるから待っててね///』


「は、はい…じゃあお願いします」


『あ!そうだそうだひとつ聞くのを忘れてた、諸刃くん何かひとつ欲しいものはあるかな?』


「欲しいものですか……じゃあ……」
















ここは神々が住む天界の下…下界のある場所である。

この世界は大きく分けて五つの種族がある。

ヒューマン(人間)・エルフ(森人)・ドワーフ(土人)・ビースト(獣人)そしてデモンズ(魔族・魔人族)


この5つの種族が生活するこの世界。

神界では《エニクス》と呼ばれている。

この世界は剣と魔法の世界と表される。

典型的なテンプレ的異世界ワールドなのだ。



この世界で広げられていた人間と魔族の対立。その関係が崩れるほどの強い力が今、やってくることになる…















番外編




はぁ〜〜〜


久しぶりにこんなに疲れたなぁ…

でも……うふふ…


『…あれ?リリーネ何ニヤニヤしてるの?』


『あ,セリーナ、え,何?私ニヤニヤしてたの?』


『えぇ、何かいいことあったの?』


この人,勘がいいからなぁ…

うん,隠してもいずれバレるし…


『セリーナ…実はね?…』



『ふぁぁぁぁぁぁぁあああ!?』

『ちょ,ちょっとセリーナ!?』


『まさか純潔の女神の貴方がね……で,貴方は下に行くのね?』


『うん,私がいなくなった後の仕事なんだけど……』


『そんなことしなくていいわよ,私に任せなさい!』

『セ、セリーナ!!ありがとね!!』


本当にセリーナは優しいなぁ…


さぁ!!私も上司に頭下げてきますか!!








※ 星50をまず目指します!

 お願いします!!

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