『アイスを食べよう』(BL)

※注意※

・こちらはBL(ボーイズラブ)要素、多少の性描写のある声劇台本です。苦手な方は即座に閉じてください。

・台本使用時、タイトルと配役だけで構いません。

・連絡があれば聞きに行きますが、強制ではありません。

・所要時間約10分。




《登場人物》

成美(ナルミ)

20代前半〜半ば、175cm、攻め

甘いもの好き、チャラ男属性



満(ミチル)

20代半ば〜後半、180cm、受け

流されやすい、料理好き




↓以下本編↓

────────────────────



ナル

「はい、あーんして?」


ミチ

「ん?」


ナル

「ほら、あーん。して?」


ミチ

「うん、いきなり何」


ナル

「いやだって、食べたそうに見てくるから」


ミチ

「そう、か? そんな事ねーよ」


ナル

「ほぉんとに〜?」


ミチ

「……おう。それに別に欲しいとは言ってねぇし」


ナル

「でも、ずっと見てたじゃん? まぁいいけどさ〜……ん〜、うま」


ミチ

「こんな時間に良く食えるよな、そんな甘いもん」


ナル

「いや〜。だって、腹減ったし」


ミチ

「だからってアイスじゃなくてもいいだろ」


ナル

「冷凍庫覗いたらあったから」


ミチ

「他にも食いもんあったろ。昨日作り置きしといたし」


ナル

「いいじゃ〜ん、目に入ったのがこれだったんだからさ〜」


ミチ

「……まぁ、良いけど」


ナル

「なーに? 不満げにしちゃって〜」


ミチ

「いや、別に……」


ナル

「ふ〜ん。……ミチ、あーん、して?」


ミチ

「…、……あー…ん」


ナル

「……ど? おいし?」


ミチ

「ん。甘い」


ナル

「ふふ、チョコだから余計にかもしれないね?」


ミチ

「……なぁ」


ナル

「んー?」


ミチ

「……もう一口」


ナル

「ふふ、いいよ〜? ほら、あーん」


ミチ

「あー……ん。……んん!?」


ナル

「アイスだけじゃなくてさ……俺のことも見てよ。そんで、構ってよ」


ミチ

「……見てる、だろ。構ってるだろ? それに……」


ナル

「それに、な〜に?」


ミチ

「……アイスに夢中だったのは、お前だろ……」


ナル

「……」


ミチ

「なんだよ。口開けたまま固まってんじゃねぇよ……くそ」


ナル

「……っあーーもう、くっそ可愛い事言ってくれんじゃ〜ん!! ミチルってばもう!」


ミチ

「どわ!? いきなり抱きつくな!!」


ナル

「えっへへへ。……なぁ……ミチル?」


ミチ

「なっ……んだよ」


ナル

「……好きだよ」


ミチ

「…っ……お、おう」


ナル

ミチルは言ってくんねーの?」


ミチ

「……ッ好き、だ」


ナル

「ふ、ふふ。……じゃあ、今から……たぁっぷり、構ってあげるね」




終わり

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