アニメ関連
Artiswitch
#01:ハルカ「G4L」
1作目という事もあって、この作品を知ったきっかけを簡単に。
それは、youtubeのオススメ欄に表示されていたからです。
魔法少女作品とかはすごく好きなので、気になって再生してみたらこれがもうドンピシャで、どんどん作品の世界観に飲み込まれていきました。
youtubeで「アーティスウィッチ」で検索すると公式チャンネルが表示されると思います。
ピンク色の豚に乗っているカメレオンのイラストアイコンが目印です。
公式チャンネルには、全6話の一気見用動画も用意されていて、各話のクレジット部分等がカットされています。
一気見用の動画でしたら、50分程で見れるので気になった方は検索してみてください。
原宿系のファッションや文化を題材にしたこの作品はとてもオシャレで…だけど『綺麗』な部分と『見せたくない部分』をしっかり隠すことなく表現してくれている気がします。
特に、私のエッセイが好きな人にはかなり刺さるものがあるんじゃないかなって思います。
あれですよ…。
魔法少女系の作品だからって、いわゆる女児向けの作品んではなく、平成・令和を生きている10~20代の思考や願いに触れることが出来る面白い作品です。
さてさて…。
この記念すべき1作品目の『ハルカ「G4L」』なのですが、変わったタイトルですよね。
この作品は、『人物名「曲名」』という感じになっています。
今回の作品でいえば、『ハルカ』という人物にスポットを当てた作品で、『G4L』という曲を使用しているっていう感じ。
毎回いろんなアーティストの楽曲が使用されていて、それもまた楽しみの一つだったりします。
因みに…。
この『G4L』って、『GAL』のことだって知った時は驚きましたね。
言葉遊びというか、そういうの大好物だから私…(笑)
作品の冒頭部分は、最近よく見かける『別回のシーンを抜粋』パターンでした。
独りの少女が屋上らしい場所から飛び降り自殺をするシーン。
こういうシーンって、皮肉にもめちゃくちゃ美しく感じるんですよね。
この冒頭シーンについては、該当の回で書いていこうと思います。
一応、作品の主人公は紛れもなく店主のニーナなんですが、説明の都合上各話表題に記載されている、スポットの当たっている登場人物のことを『主人公』って書きかたします。
1話の主人公ハルカは、個人的に私の学生時代とかなり被る部分が多くてかなり感情移入しちゃいましたね…。
ボーイッシュで短髪な女子大学生のハルカが主人公。
高身長でスタイルもよく、周囲からの評価は『かっこいい』。
俗に言う『宝塚系・王子様系』っていうんですかね…。
私も、周囲から『かっこいい』という評価こそされなかったですが、身長は後ろから1~3番目だし髪の長さも基本的には肩につかないぐらいをキープ。
髪型に関しては親の好みでしたけど…。
そんなハルカは、ニーナの魔法で心の奥を覗くことになったわけですが…
ハルカも、本当はなりたかった『可愛い』の部分。
幼少期にふんわりワンピースを着て、母親に「お姫様みたい」と評価されて嬉しそうに笑っていた頃。
成長し、背が伸びて『背が高い=かっこいい』というテンプレの現実にぶち当たって、周囲の『ハルカらしい』に忠実に従おうとすればするほど、昔の可愛くなりたかった頃の気持ちに蓋をしてしまったんですね。
ニーナの店内で口紅に興味を示していたのに、『かっこいい自分に口紅は似合わない』と感情を押し殺していたハルカでしたが、心の奥を覗いた結果『他者からの評価ではなく自分の意思を尊重したい』と考え方が変わりましたね。
ダンスシーンでは、回想シーンで断髪し路線変更する時にゴミ箱へ捨てていたような赤いドレスを身に纏って舞っていました。
現実に戻ってくると手にしていた口紅。
ガラス壁を鏡にして口紅を塗り踏み出した一歩。
価値観の変化のおかげか、口紅を塗る事に対して抵抗感もなくなっていましたね。
私も社会人になってから、家族で散髪という行事もなくなり自分のお金でお店を選んで行くようになりました。
その結果、親の意見を気にせずにその時の気分で長さも髪色も決められるようになりました。
今思い返すと、学生時代はズボンが多かった気がするんですが…。
今じゃ逆にズボン全く持ってないですね(笑)
社会人として、さすがに仕事に支障のない服を着る事が多いわけですが、数少ない休日(なんでもない日)や観劇しに行く日は『自分らしく』いたいなって改めて思いました。
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