第3話 説明&挨拶 生徒編
「ふー」
疲れた、今は職員室で優雅にコーヒータイム中、ちなみに私は微糖派です。先生たちへの説明が終わり解散としました。あっちなみに職員室はただいま立ち入り禁止です。だって、私がここでコーヒーを飲んでたらいろいろ質問攻めになるからです。で、今、私は大尉と打ち合わせ中。大尉と生徒にどうやって教えようか、考えています。
「生徒の口を動かせないようにして、先生らはどうする?」
「・・・先生方は口は別によいかと。」
「そうだね、くっくく、びっくりするだろうな、しゃべれないし私が出てくるし」
「中佐殿は、早退したことになっているのですよね。」
「そうだよ。(たまに、覚えている子もいるけど)あー楽しみだな。」
そう、私が戦闘していたことは、忘れているのだ。子供だけ。変にパニック起こされても困るしね。
その頃の6-1は・・・
伊神井生24歳私は、夢でも見ているのだろうか。24年間生きてきて漫画のようなこのセリフを本気で思った。教師生活2年目、私の受け持つクラスの生徒の1人が魔法を使うなんて、にわかに信じがたい。だがどこかでそうか。と、受け入れている自分がいる。世界とは不思議だ。魔法という非現実的なことが起きているのだから。今日は仕事に手が付きそうにない。2年目でこんなで大丈夫なのだろうか。・・・先が思いやられる。さて、そろそろ話さないと。昼休みは終わってしまったし。
「えーと、みんな、昼休みの覚えている?」
「・・・あのゴキブリですか?」
「そう・・そのことについて説明があるから、体育館に移動して。」
「先生、授業は?」
「話があるからなし。」
『やったーーー』
(・・・・・)
子供ってタフだな。そう思った井生であった。
体育館に集まった、6-1の子供らは、こんな話をしていた。
「ドッキリかな」
「まさかこんな田舎の小学校に?」
「じゃあさっきのは何なんだよ」
「うーん」
「先生の様子もおかしいしさ」
「そうかもね」
「青ちゃん大丈夫かな?」
「多分・・・」
こんな会話をしている子供らは、今からの説明に冷静でいられるだろうか?そう思った井生であった。
一方そのころ体育館の舞台袖にいる青水と翔太はこんな会話をしていた。
「おー集まってる」
「あの子たちもかわいそうに・・・」
「ん?なんかいった?」
「いえ何も」(今からこの人が出てくるなんて思ってもいないだろうな。)
「じゃ、よろしく」
「はい。」
翔太が前に出た。
「おい、校長先生来たぞ」
「うん。」
「えー皆さん、先生方から聞いたと思いますが、昼休みの件についてお話がありますので、静かに聞いてください。どうぞ。」
「誰だろうね」
「さあ」
「え・・・青ちゃん?」
そこに現れたのは、青ちゃんだった。どして?
「皆さん、こんにちはーーまず、自己紹介します。私は、荘野青水15歳です。軍に所属していますこの中には私を知っている人もいると思いますが、そちらの名前と年齢は偽名です。簡単にすると、偽物の名前です。なれないと思いますが、これからは荘野と呼んでください。あっ青水でもいいですよ。あと、校長先生も軍人です。名前は西馬翔太って言います。さて本題です。皆さんは今しゃべれません。それは今からとても不思議な説明をするので、うるさいと進まないからです。先生方には先ほど説明しましたのでしゃべれないようにはしません。では、説明を始めます。」
そこからは先生たちに話たことと同じ話をした。
「質問はありますか」
「はい」
2年生の男の子が手を挙げた。
「どうぞ」
「つまり僕たちは、魔法使いになるってことですか。」
「うーーんまあそういうことだよ」
なんかとてもうれしそうな視線が・・・
「よしじゃ解散」
ふー終わった終わったさてゆっくりはしてられない早く職員室に戻らないと質問攻めになる前に・・・遅かったしかもクラスメイトが大半をしめている・・・
「青ちゃんどゆこと」
そこにいたのは仲良くしていた親友だった。
「えーと今度授業あるからそのときね」
「あ、待って」
ビューーーーン
私はとても素早く行動した。これ以上ここにいたら軽く1時間は越えてしまいそうだったから。そして職員室へ素早く帰還した。愛しのコーヒーの元へと。
それから30分後
はーそろそろ職員室開けないとなー私も今から書類を作ったりしないとだし
「大尉、そろそろここ開けていいよ。子供たちも帰ったし、先生方も仕事があるだろうし。」
「わかりました」
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