04 未踏の地

僕の魂は

永遠と言う名の

大海を帆走し


希望と言う名の

大地を目指した


けれど

その地は僕の肉体に

未知と言う名の

恐怖を刻み込む


そして

僕は逡巡し

大海の水面を漂い

さんざめく光に

瞳を閉じた


ゆるやかに

張られた帆布キャンバス

曖昧な風を掴みかねていた


遥かな過去より遺された

役に立たない海図を

それでも僕は棄てきれず


そう

これより先は

未踏の地

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