03 旅立ちの朝

虚ろな瞳に映る空

その青に気付け


少年よ


君の眼前に広がる

海を渡れ


空と海の鬩ぎ合う彼方

水平線を越えて行け


傷だらけの人生を捨て

遙かな世界へ


君の体で風を受け

真っ直ぐ前を睨め


さあ、旅立ちの朝


君は孤独だ

その孤独だけ持って行け

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