第8話


 今。この三人が足を踏み入れているのは、森林区の奥地。もうじき禁足区と呼ばれる超危険地帯に踏み入れるかどうかのところであった。


 名目は『調査』。

 本質は……『冒険』だ。






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【TIPS】

◆セイバーズ

 最果ての孤島に流れ着いた人間たちが結成した防衛機関。居住区を囲むように拠点を作り、交代でシマモノの侵入を見張っている。所属する者のうち、戦闘を行うものはセイバーと呼ばれる。戦闘員以外の勤務者も含めると、その数は二百人を超える。




◆セイバーの階級

『ブロンズ級』

 入隊初期の階級。作戦中は原則、シルバー級以上の隊員一名以上を含むチーム行動を取る。


『シルバー級』

 実戦経験を積んだ精鋭。セイバー全体の八割近くが現在ここに属する。ブロンズ級同様、基本的にはチーム行動を取ることになっているが、決まったメンバーでチームを組んでいる者だけでなく、ソロ活動をする者同士でその日の状況に合わせ柔軟に連携する場合も多い。


『ゴールド級』

 一流の戦士。完全な単独行動が許可される他、本部運営や施設の管理権限の一部を受け持つことができる。(拠点の空き部屋を一人一つまで自室に改造したり、防衛任務のシフト管理に少し口出しすることができる。或いは事務員に代わって管理業務を受け持つこともある。)


『プラチナ級』

 規格外の化物に与えられる称号。もはや人間ではない。単独行動は許可されているが、セイバーズにおいて最終兵器に等しい戦力であるため、ぶっちゃけ任務においてはゴールド級の方がむしろ自由に動ける。かつては四人だったが、現在はフェルエルとウロノスの二人のみ。

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