第7話


 ――並外れた力を持ってしまうと、つい考えてしまうものだ。

 自分は、周りの者とは別の生き物なのではないかと。

 そう考えているうちに、次第に本当に心を許せる相手がいなくなり、孤独は深まっていく……。

 それが力を持つ者の悲しい性なのだ。


 ナインルートも。

 インフィニティも。

 クロウワルツも。

 全員がそれを経験して、ここにいる。

 ……ミリエもまた同じなのだ。






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【TIPS】


伝説の鏡の魔法エンシェントミラー

 『第三界域サード』級の魔術であり、その鏡は全ての魔法を跳ね返すという。

 これを一度でも使用した者は他のあらゆる魔術が使用できなくなると言い伝えられ、そのデメリットの大きさから現在ではほぼ伝説上の魔法としてのみ語り継がれている。

 尚、あくまで魔術が使用できないだけであり、魔技マギは使用できる。



◆魔技:杖遊び

 魔女ミリエが用いる魔技。

 魔剣精製リヴァーシェの応用。

 投げつけた杖が、ミリエの意思で炎や雷撃に姿を変えて敵を襲う。

 投げた杖は自分で取りに行ってもいいし、魔力によって手元に引き寄せてもいい。

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