7ページ目 全ての謎は解けた?
工咲の家へ帰る道はどこか懐かしく感じる。
そういえば、
「素朴な疑問なんだけど、なんで日本語知ってるの」
「あー、一つ言っておくと俺は日本語?と言うやつを知らない」
「え、それって、天才ってやつですか。すげー」
「いや、天才でも初めて聞いた言葉すらすら喋れねーよ。」
そりゃそうか。
「俺がなんで喋れているのか、それは、この街、"ロヌバス"に秘密があるんだ。この街を覆っている膜があるんだけどそれをかいして俺たちの脳が認識しているんだよ」
「よくわからんが、ここだから言葉は通じるんだな」
「そゆこと」
不思議がいっぱいだ。まっ心の奥の疑問がなくなってよかった。
「っと、どうした」
「ここが俺の家」
ここが、外装はまるで丸一世紀昔の機械のような、まさに荒くれ者の住う、言っちゃわるいがボロボロの家だった。
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