異世界

3ページ目 ハプニング

「がっ...、どこだ..ここ」


 知らない場所だった。薄暗くて臭いところそれに血溜まりがあるとこ...

 言葉が出なかった。理解できない現実を前に…俺はなにも考えることが出来ず立ち尽くしていた。


「あれ、ん〜どうして、なんで、なんで君生きてるの?」

 天使のように見えた。まるで空腹の時に現れるハンバーガーのような。そんな可憐な少女が困った顔で見ている。

なんで?

「あー、もしかして怖がってる?それとも覚えてないのかな?後者なら嬉しいな。仲良くできるかもしれないし。」

 何を言っているんだ?

「やっぱやーめた。どっちにしろ殺そ。」

 満面の笑みでナイフを持ち、その子は....

 その瞬間俺は思い出した。走馬灯そうまとうって言われてるっけ。ま、俺は全てを思い出した。その女が男を殺してたのを、そして、ことも。


……

10秒後


「痛っ」

 痛い、傷もなにもないけど痛い。

「全部思い出した。」

 ありえないようなことだけど、俺はあいつに負けた。本当の意味で。

「くっここって」

 あの女は、いない、

「何が起こっているか分からないが、俺の体に傷はないんだな」

 さて、結局ここはどこなのだろう

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