第7話
僕は心を鬼にした。
もう誰も僕を止められない!
「A、大事な話があるんだけど…」
「また今度ね」
「いや、今」
「女子に恥かかせといて何よ! その態度!」
「それはゴメン」アソコにウンコ付きのトイレットペーパーくっ付いてるお前が悪いんだけどな。しかし、それを言うとまた話が進まない。
「とにかく、もう終電だし、あたしは帰るわ」
「ちょっと、5いや、1分でいいから…」
「ダメよ! あたしドSだから、ぶへへ」
いい加減にしてくれ、この流れ。何が面白いのか全くわからないし…。
じゃあね、と言って、Aは封筒を渡してきた。「次会う時までに読んどいてね」僕が驚いたその瞬間、彼女はラスボスが散るように綺麗に消え去った。
これから裏世界突入か…。僕は封筒を眺めた。何が書いてある? 中を開くと煙が出て…。いやいや、浦島太郎じゃないし、乙姫と比べると失礼だ。
では、中を開くと、桃から男の子が…。ダメだ、支離滅裂だ。
想像はもうゴメンだ。封筒を開けよう。
A「ごめんなさい。別れてください。あたしにはもっと好きな人がいます」→第8話に進む。
B「ペンションペダルへようこそ」→ハーモニーの夜第1話に進む。
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