第2話

やっと終わったーーーーー!


今日も長かったなぁ

まああいつが気になりすぎて授業は全然集中出来なかったが・・・・


よしっ探しに行く前に腹ごしらえだ


「ばあちゃーんいるー?」

《はいはい、いらっしゃい!》

「いつものお願い」

《先にきゅうり出しとくよ》

「ありがと」


はぁーーー。きゅうりうめー!

ばあちゃんのきゅうり最高だな


「なぁばあちゃん、あいつ帰ってきてんのか?」

《あいつって優華ちゃんかい?》

「うん」

《知らないねぇ》

「そうだよな」

《でも、近くにいたら反応するんじゃないかい?今も身に付けてるんだろ?》

「あぁ・・・・・」

《まぁ優華ちゃんが身に付けてないだけって事もあるだろうけどね》

「・・・俺探しに行ってくる」

《行ってらっしゃい》


あいつなら、絶対この大事なお守りは離さない。

でも、だとしたら今朝の音色は誰が・・・・


はぁ、着いた

明かりは・・・・っあそこは麗華の部屋か

麗華だけ帰って来てんのか?

リビングも優華の部屋もついてないな

とりあえず麗華と話すか


ボーンボーン


・・・・チャイム壊れてねーか?


《はーい》

「隼翔だ」

《隼翔・・・・・てあの隼翔?!》

「んん多分その隼翔」

《ちっちゃくてバイオリン弾けないとすぐ泣いてたあの隼翔?》

「その隼翔だから!開けてくれねーか?」

《あ、ごめん。それは無理だ》

「・・・何で?」

《私しか居ないから》

「・・・ここで話してたら俺変人なんだけど」

《キャハハッ良いじゃん》

「良くねーよ!はぁ、、、とりあえず今日は帰るわ」

《何か話あったんじゃないの?》

「お前が家に入れてくれた時に話す」

《じゃあ一生無理だね》

「何でだよ」

《何ででも》

「はぁ、、帰るわ」

《またね》

「おう」


結局何も分かんなかったな

明日・・・・は無理か。明後日もう1回行こう

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神童と呼ばれたバイオリニストの出会いと復活 海澤晴菜 @haruna0829

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