内容まとめ_1章9節(55~60枚目)に相当

 本文は以下の構成になっており、それぞれの内容について、内容をまとめています。

 また、ここで言及しました作品固有の用語・陣営・登場人物などは解説集として、別枠で投稿しています。

 詳しい内容はそちらでご確認のほど、よろしくお願いいたします。

 ただし解説集は各章の最新および全体の最新に合わせた内容で更新しています。

 ここで語る以上のネタバレを理解した上でご確認のほど、よろしくお願いいたします。それを望まない方は解説集の閲覧を御遠慮ごえんりょしてくださいますよう、よろしくお願いいたします。


【構成】

・本編-文庫本換算ページ数

・本編-大まかな内容

仮面装属ノーブル仮面暴徒ブレイカーの戦いに介入する近似人種アプレイス

・屋敷敷地内の戦況

・ホコアドク外の戦況


【本編-文庫本換算ページ数】

 64ページ。


【本編-大まかな内容】

 仮面装属ノーブル仮面暴徒ブレイカーの戦いに介入したクーシャたちの正体とその陣営が関わる戦況について、まとめています。


仮面装属ノーブル仮面暴徒ブレイカーの戦いに介入する近似人種アプレイス

 仮面装属ノーブル仮面暴徒ブレイカーが戦う中、仮面暴徒ブレイカーが持つ仮面を回収しようと企むクーシャたちの正体は、世界再興物語に登場する自称:来訪神から生み出された生命体である。この星の生命体が認めなくとも、ある一定の性質を宿した、特殊な仮面をばら撒いた存在の配下であり、その生命体は近似人種アプレイスと呼ばれている。

 近似人種アプレイスは、自称:来訪神が世界にばら撒いた仮面を回収している。仮面を被ったときに聞こえる肉声通り、自称:来訪神の遣いとして、仮面をばら撒いた星に赴き、活動に勤しんでいる。

 近似人種アプレイスは字の如く、人種の外見を模している。あからさまに怪しまれないため、この星の生命体に似せている。

 また仮面を回収する際、荒事を避けられないと判断した自称:来訪神は、近似人種アプレイスにこの星の生命体では持ち得ない生体機能、鍵認証キーセンスを施した。

 任務を全うできる術を授けた。

 その機能は5つに分類でき、延長上に存在する機能も含めば、6つある。

 自身に備わる肉体性能を限界値まで引き出す、精緻挙動オペレーション

 言葉を発することなく、思念で交信することができる、細胞回線リレーション

 現地人が呼称する仮面の適合者バイパーに当たる、仮面の装着者ドライバーへと姿を変える、真意実証デモンストレーション

 真意実証デモンストレーションに紐づき、仮面に宿る性質を爆発的出力で排出する、過剰展開オーバーフロー

 仮面に宿る性質を最大限に活かす、外拡機能エクステンション

 そして情報がない、現象再演リバイタリゼーション

 個体によっては持ち合わせる機能は異なるが、近似人種アプレイスは備わる機能を駆使して、自称:来訪神がばら撒いた仮面を回収している。発動にエネルギー消費の加速と寿命を縮めることを引き換えにしているため、近似人種アプレイスは命がけで臨んでいる。

 なお、1章9節までで登場してきたメンバーは、クーシャ・プラーネ、ガクウ・ポルポ、レオレ・トフィー、ピルク・トフィー、ラピス・ヌルクの5体。

 ティアス・ティフィカルテは自称:来訪神の陣営に協力する人種であり、近似人種アプレイスではないため、鍵認証キーセンスを有していない。


【屋敷敷地内の戦況】

 クーシャがルートの1つ、絶交の仮面を手にするまで、ガクウは決着を長引かせていた。彼女に介入する可能性を排除するため、足止めに徹していた。ジリ貧でありながらも、仮面暴徒ブレイカーの首領を相手にしていた。無理がたたった鍵認証キーセンスの発動で体をボロボロにしながらも、戦況を仮面装属ノーブル仮面暴徒ブレイカー、どちらにも傾かないように働いていた。

 しかし仮面暴徒ブレイカーの首領を相手取るのでガクウは精一杯だった。

 アストロン・イルルイドを好き勝手に行動させないのが限界で、全体の調整に走れるほどの余裕はなかった。振り絞るべき状況が来るまで、余力を残す必要があったため、そこまで気を配れなかった。

 そのような事情があったが故に、屋敷敷地内の戦況は仮面暴徒ブレイカーに傾き、今にも屋敷の外に出て行きそうな雰囲気が立ち込めていた。

 戦力外だったあり仮面の適合者バイパーの復活があり、仮面の適合者バイパーの頭数が大きく上回ったことで仮面装属ノーブルは劣勢に陥った。キハル・ソンシャンから指揮権を委譲されたレック・レーフェンと未だに戦い続けるライク・シン、そして一般武装兵の粘りにより、仮面暴徒ブレイカーを屋敷敷地内に留めているが、突破されるのも時間の問題だった。

 しかしクーシャがキハルを倒し、絶交の仮面を手にすることでガクウは本腰を入れられるようになった。

 鍵認証キーセンス細胞回線リレーションで彼女の指令を受け取ったガクウは、過剰展開オーバーフローを発動して、上空から屋敷敷地内にいた者たちを一掃した。一掃する前に仮面暴徒ブレイカーの首領の攻撃で体が切り裂かれはしたものの、役目を果たした。深手を負い、アストロンを巻き込めなかったが、大方は片付けられた。

 その仕留め損なった存在の後始末は、クーシャに任せた。彼女からそのように指令を受けたので、自身の首を落とす代価を払って、仮面暴徒ブレイカーの首領をホコアドクの外へと押しやった。


【ホコアドク外の戦況】

 クーシャは初め、ぬえ仮面の適合者バイパーの姿に変えたセリュ・トーリと戦い、絶交の仮面の適合者バイパーの姿に変えたキハルの相手はレオレとピルクが務めた。

 2人は絶交の仮面の適合者バイパーを計るために戦い、クーシャは絶交の仮面の適合者バイパーの力量を安全圏から把握するのと同時にぬえ仮面の適合者バイパーを引き留めるために戦っていた。回収すべき最重要な仮面を壊すことなく、確実に手にするため、2人を犠牲にした。

 セリュをあしらいつつ、2人の戦いを遠くから見守っていたクーシャが動いたのは、キハルがレオレとピルクを倒すほどの実力を見せた直後だった。

 そのタイミングで彼女はセリュを片付け、キハルと戦った。仲間の捨て石で拾った情報を基に絶交の仮面の適合者バイパーを追い詰め、勝利を納めた。

 その後、絶交の仮面とぬえの仮面を回収し、鍵認証キーセンス細胞回線リレーションでホコアドクにいるガクウに指令を投げた。この後に控える活動を万全に期すため、屋敷敷地内にいる者たちを消すように厳命した。

 しかしその命令は中途半端な形で果たされ、後顧こうこうれいを失くすため、クーシャはその後を引き継いだ。

 ガクウが仕留め損なった仮面暴徒ブレイカーの首領を殺した。絶交の仮面を被り、手刀で生じた衝撃波しょうげきはをアストロンに届け、その首をねた。

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